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2011年4月21日 (木)

電力不足や節電によるライフスタイルの変化やいかに?

3月11日の東日本大震災の後で、我々一般国民のライフスタイルがかなり変化したように感じています。いくつかの要因があるんでしょうが、そのうちのひとつは自粛ムードとともに電力不足や節電などの電力に起因しているような気がします。もちろん、果てしなく続く余震も怖いんですが、かなり計画的とはいえ、電力不足による計画停電や節電の影響が少しずつ現れ始めていると私は受け止めています。ということで、やや旧聞に属する話題かもしれませんが、アンケート調査結果として、先週4月15日にマクロミルから「節電に関する調査」が、また、今週4月18日にドゥ・ハウスから「震災後に変化した生活行動」に関する調査結果が、それぞれ発表されています。ドゥ・ハウスの調査結果から、国民生活の変化が最も現れている3点は、節電、テレビを見る時間の増加、外出頻度の低下となっています。特に3番目の外出頻度の低下は首都圏と近畿圏で大きな差が生じており、もちろん、首都圏で大きくなっています。我が家もそうです。ゴールデンウィークは家にこもりそうな気がします。なお、このエントリーでお示ししたグラフはいずれもマクロミルのサイトから引用しています。

交通機関や公共施設・商業施設の節電

ドゥ・ハウスの調査結果で震災後のライフスタイルの変化として最大のポイントは節電なんですが、前述の通り、その節電についてさらに掘り下げた調査結果がマクロミルから出されています。まず、上の円グラフは交通機関や公共施設・商業施設において行われている節電についての意識ですが、過半数が「生活に支障はあるが、止むを得ない」と回答しています。「支障なし」を含めて、圧倒的多数が交通機関や公共施設・商業施設における節電を容認していると受け取れます。ただし、注意すべき点はマクロミルの対象は関東の一都六県と山梨県であり、ドゥ・ハウスと違って近畿圏などは入っていません。

電力不足よるライフスタイルの変化

続いて、マクロミルの調査結果から、節電により何らかのライフスタイルの変化があったとする回答者が70%を超え、その中身は上の棒グラフの通りです。「家の中で過ごすことが増えた」という回答が半数近くを占めています。以降、いかにも考えられそうな回答が並んでいますが、「外出することが増えた」は一見して逆説的に見えるものの、自分の家の電力消費を抑えるために外で過ごす時間が増えたのあって、決して旅行が増加したわけではないんでしょう。ですから、一昨日に取り上げた JTB の「2011年ゴールデンウィークの旅行動向」に見られる旅行予定の大幅減と不整合な調査結果ではないと考えるべきです。

なお、本日夕刻に経済協力開発機構 (OECD) から今年の対日審査報告結果 Economic Survey of Japan 2011震災後の日本経済見通し Japan's economic outlook following the 11 March 2011 Earthquake とともに公表されています。もう少し詳しく見てから、明日にでも取り上げたいと思います。悪しからず。

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