映画「まほろ駅前多田便利軒」を見に行く
今日は午後から出かけて、「まほろ駅前多田便利軒」を見に行きました。いうまでもありませんが、三浦しをんさんの直木賞受賞作品です。私は図書館で借りて読みました。
ゴールデンウィークの映画は、先週末に一家そろって見に行った名探偵コナンのシリーズの「沈黙の15分」の他に、大人向きの映画というわけでもないんですが、自分1人で見に行こうと考えた候補が3作あって、今日見た「まほろ駅前多田便利軒」以外に、「八日目の蝉」と「阪急電車」を考えていました。この3作とも角田光代さんと有川浩さんの原作を私は読んでいます。期せずして3作とも女性作者の原作なわけですが、やや宣伝に影響されたところがあります。「阪急電車」については中谷美紀さんのウェディング・ドレス姿に違和感を覚えてパスし、「八日目の蝉」についてはポスターなどに井上真央さんが登場する一方で、物語の中心は誘拐された少女が小学校に上がるまでではないか、という疑問があったのでパスしました。結局、消去法というわけではないんですが、「まほろ駅前多田便利軒」にしました。
原作を読んでいるものの細かいディテールまで覚えていないんですが、原作をかなり忠実に取り入れた映画に仕上がっていた気がします。この「まほろ駅前多田便利軒」のテーマは作品中で「まほろ」と擬せられている町田の街と血縁関係なんだと私は理解しているんですが、その点からもとってもいい映画に仕上がっていました。また、映画では、かつて安倍総理大臣のころによく耳にした「再チャレンジ」というか、「人生のやり直し」のような含意も盛り込んだように見受けました。十分に監督や製作者の意図が汲み取れます。小説としても映画としてもオススメです。映画を見る前に原作を読んでいればもっとオススメのような気もします。
最後に、5時前に帰宅してNHKの地上波の放送を見ると阪神はリードしていたんですが、性懲りもなく調子の悪い小林投手を出してボロく打ち込まれて逆転され、横浜相手に連敗です。明日は何とかして欲しいものです。
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