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2011年7月19日 (火)

50年前の台風の思い出

大型で強い台風6号が今日から明日にかけて、西日本から東日本に差しかかっています。昨日のなでしこジャパンの報道に続いて、今日のメディアは台風一色です。報道に従えば、速度が遅いため、長時間に渡って雨と風をもたらすそうです。ということで、思い出したのはその昔の台風で、特に関西地方に被害をもたらしたものとして1950年のジェーン台風がありますが、私の幼少時には1961年の第2室戸台風がかすかに記憶に残っています。ちょうど50年前です。

ジェーン台風の進路

上の画像は大阪市役所のデジタルアーカイブから引用したジェーン台風の進路です。デジタルなアーカイブながら、見るからに時代を感じさせる手書きの進路図だったりします。点線で室戸台風の進路図も見えます。第2室戸台風もよく似た進路をたどったんですが、関西地方に大きな被害をもたらす台風というのは進路がよく似ていて、九州や四国には上陸することなく紀伊水道を北上し、関西に初めて上陸するパターンがほとんどです。山に当たって勢力を弱めることなく関西にいきなり上陸するわけです。
その中でも、京都南部地方に被害をもたらす可能性が高いのが淀川水系を北東に進む台風です。京都から奈良にかけては南北に細長い盆地なんですが、当然に切れ目はあって、それは宇治川から淀川と名を変える川の部分です。山にぶつからずに淀川に沿って京都に入る台風はもっとも大きな被害をもたらすと、農家の家系に育った父から聞かされていました。

大型で強い勢力を保った台風6号の接近に伴い、ちょうど50年前の第2室戸台風を思い出してしまいました。今回の台風6号も、大きな被害が生じることのないように祈念しています。

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