おにいちゃんと出かけてマリオンで「アンダルシア 女神の報復」を見る
今日は午後から我が家のおにいちゃんといっしょに出かけて、有楽町マリオンで「アンダルシア 女神の報復」を見ました。先週13日には読書感想文の日記をアップしましたが、真保裕一さんの原作とはまったく違う内容の映画に仕上がっていました。特に、原作ではインターポールはほとんど出て来ないように記憶しています。一応、映画の最後のエンドロールには原作として紹介されていましたが、ここまで違っていてホントにいいのだろうか、と疑問に思わないでもなかったです。
映画のストーリーなどはアチコチで紹介されているんでしょうし、ラストがとっても興味深いとだけ書いてミステリのネタバレは避け、気づきの点を3点ほど取り上げると、第1に、やっぱり、銀行業界は米欧と我が国の実力の差があって、逆に、「ものづくり」の製造業で地道に輸出拡大せねばならない我が国経済の実情をバックグラウンドに垣間見た気がします。また、第2に、私は南米のチリに大使館勤めで3年間住んでいましたから、この映画くらいのスペイン語であればほぼ理解するんですが、スペイン本国のスペイン語と辺境チリのスペイン語ではかなり違いが大きいと感じました。第3に、私は中学生のおにいちゃん向きの映画だと評価していたんですが、何と、観客には年配の女性が多かったです。主演の織田裕二さんのファン層なんだろうか、と想像しています。
ミステリとしても一級の出来に仕上がっていますし、何よりも異国情緒ゆたかなエキゾティシズムにあふれた画像が美しいと感じました。今夏のナンバーワン映画とまでは思いませんが、節電と安・近・短に過ごす今年の夏休みのヒマ潰しにはぴったりではないでしょうか。
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