最近買ったジャズのCDから
先月リリースされたものの中から、私が最近買ったジャズのCDです。7月終わりか8月初めに買いました。私はCDについては本と違って買いに出かけるのがメンドウなのでアマゾンで頼んでしまうことが多いんですが、チック・コリアの新しい2枚組CDが品切れ中だったので、新宿のタワーレコードで買い求めました。まず1枚目です。チック・コリアのピアノ・トリオの演奏で、タイトルもメンバーも選曲も、多分にビル・エバンスを意識しています。
DISC-1
- Peri's Scope
- Gloria's Step
- They Say That Falling in Love Is Wonderful
- Alice in Wonderland
- Song No.1
- Diane
- Off the Cuff
- Laurie
- Bill Evans
- Little Rootie Tootie
DISC-2
- Hot House
- Mode VI
- Another Tango
- Turn out the Stars
- Rhapsody
- Very Early
- But Beautiful - Part 1
- But Beautiful - Part 2
- Puccini's Walk
チック・コリアは2007年にやっぱりベースにエディ・ゴメスを迎えて「ワルツ・フォー・デビー」を入れたアルバムを発表しましたが、私の印象からして、ビル・エバンスとチック・コリアはかなりプレイ・スタイルが違うんで、ややムリ筋のような気もします。でも、この2枚組みを一気に聞き終わると、やっぱり、ビル・エバンス的ではなくチック・コリア的なピアノが耳に残っています。しかしながら、さすがに、当代随一のピアニストの1人ですから、ビル・エバンスには何の関係もなく、非常に出来のいいアルバムに仕上がっています。今年4月のNYブルー・ノートでのライブ録音なんですが、当然ながら、お客さんもピアノ・トリオの演奏を聞くレベルで上品です。この内容で2枚組3,500円はオトク感を持つ人もいそうな気がします。
- Blue Bossa
- Kujawiak
- Goldaze
- Variations on a Dance
- There Is No Greater Love
- Summertime
- Adagio
- Am I a Dreamer?
- Furusato
3月の震災後のチャリティをうたって音楽シーンからも、怪しげなものも含めれば、何枚かアルバムがリリースされましたが、これもその1枚です。文句なく我が国最高のジャズ・ピアニストである小曽根真がリードを取っています。でも、純粋に音楽的にこのアルバムに3,000円を投じるかと聞かれれば、疑問を持つ向きがありそうな気もしますが、まあ、こういったジャズのアルバムも1枚くらいは買っておこうかというカンジかもしれません。もちろん、決して出来が悪いわけではなく私の好みに合わないというだけで、例えば、最後の「ふるさと」を熱唱しているのは神野三鈴ではないかと思うんですが、これだけは聞いておいて損はありません。素晴らしい出来栄えです。
私のウォークマンは完全にオーバーフローしていますので、チック・コリアの Further Explorations は何とか他の曲を削除して詰め込みましたが、小曽根真のチャリティ盤の方は諦めました。
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