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2011年10月 9日 (日)

札幌のヒグマ出没のニュースで思い出す北林一光『ファントム・ピークス』

我が家で購読している朝日新聞によれば、北海道は札幌市内でヒグマが出現しているそうです。ホン中の生息するツキノワグマとまったく違って、どう猛な肉食獣であり、日本国内では最も恐ろしい獣といえます。まず、朝日新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

ヒグマが近くに…札幌厳戒 集団下校・売れるクマよけ鈴
札幌市の中心部に6日以降、ヒグマが相次いで出没している。観光名所の時計台から西へわずか3キロの円山地区と、南側の藻岩山のふもと。転勤族のマンションも集中する人気の住宅街だ。学校は集団下校を実施し、動物園や野球場にはキャンセルが出ている。連休中も警戒が続く。
「車で走っていたら体長2メートルほどのクマが住宅街に入った」「公園の木の横に1メートルくらいのクマが座っていた」「マンション隣の空き地でクルミの木に登ろうとしていた」……。こんな情報が6日未明から深夜にかけて相次いだ。少し離れた場所もあわせると9件。8日未明には、さらに市中心部側の国道230号付近で「クマのような動物が走っていった」という情報も道警などに寄せられた。
足跡やふんも見つかった。目撃情報から、市内に出没しているクマは少なくとも3頭いるとみられる。
道警はパトロールを強化し、市はクマの餌にならないように生ごみを早い時間に収集することを決めた。猟友会とも連携し、駆除も視野に入れている。
7日は周辺の小学校11校と中学校1校が集団下校。円山公園近くの市立円山小学校では8日からの3連休も外で1人で遊んだり、円山公園に出かけたりしないよう児童らに伝えた。佐々木雅史校長は「しばらくの間は円山公園方面の校外学習は見合わせる」。
6、7両日は公園内にある円山動物園で幼稚園が急きょ来園をやめたり、野球場利用者からキャンセルが出たりした。市内のアウトドア用品店では、クマよけグッズの売れ行きが好調だ。クマよけ鈴を「生徒に持たせたい」と一度に20個ほど購入した学校関係者もいたという。

下の画像は同じ朝日新聞の記事から引用した札幌市内のヒグマの出没地点地図です。私は札幌市内のはまったく土地勘はありませんが、札幌駅や同庁、市役所など、市内の中心部からそう遠くない地点に出没しているようです。

クマの主な出没地点

そこで、思いっ切りネタバレになるんですが、思い出したのが北林一光さんの『ファントム・ピークス』です。私は角川文庫ではなく、単行本で読みましたが、長野県下で不審死を遂げる女性について調査すると、実は、岐阜県のクマ牧場からヒグマが逃げ出していたというストーリーで、あえてジャンル分けすればホラー小説ということになります。ですから、我が家では私と下の子が読んでいたりします。北海道ですから、もともとがヒグマの生息地であり、管理が悪くてどこかのクマ牧場から逃げ出したというわけではないのかもしれませんが、このニュースに接した時、私と下の子は思わず顔を見合わせて、この小説を思い出してしまいました。

北林一光『ファントム・ピークス』(角川書店)

すでに作者の北林さんは鬼籍に入られていますが、なかなか興味深いホラー小説です。我が家では下の子がホラー小説が好みなので、スティーブン・キングを買い与えたりしていますが、最近では、沼田まほかる『ユリゴコロ』を読んだりしています。沼田まほかるさんの作品については、私もそのうちに読みたいと考えています。強引ですが、読書感想文の日記に分類しておきます。

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