映画「ツレがうつになりまして。」を見に行く
今日は午後から映画を見に行きました。上のポスターの通り、「ツレがうつになりまして。」です。一昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」と同じキャストの宮崎あおいさんと堺雅人さんが夫婦を演じます。
夫婦のうち、主人公は宮崎さん扮する奥さんで売れない漫画家、堺さん扮する亭主はツレと呼ばれて、外資系のサラリーマンをしています。夫婦とイグアナの3人家族(?)、途中からカメも加わった4人家族(?)で、タイトルの通り、ツレが心因性のうつ病に罹患し、主人公から「会社辞めないと離婚する」と告げられて、うつ病にゆったりまったりと付き合い始める、というストーリーです。うつ病で電車に乗れず、電話もかけられず、という状態から「ガンバらない」をスローガンに、マンガ家の奥さんのプロダクションの在宅勤務まで復帰するプロセスが描かれています。うつ病といえば、私のようなシロートはついつい自殺を思い浮かべてしまいますが、治りかけの段階での自殺未遂も重くならないように軽く扱われています。あくまで「フィクション」なんでしょうが、何らかの事実のバックグラウンドがあることを想像させます。
取り上げ方によっては重くなりがちな題材を軽妙に進めていて、うつ病という病気にそれほど理解がない私なんかにも啓蒙的になるようにうまく出来ています。特に印象的な映画ではありませんし、大作でもなく、立派な賞を取るようなヒットになる予感もありませんが、見ておいてソンはないような気がします。
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