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2011年10月19日 (水)

スポーツの秋に考えるスポーツ市場の動向やいかに?

昨年も取り上げた記憶がありますが、三菱リサーチ&コンサルティングとマクロミルの共同調査になる「2011年スポーツマーケティング基礎調査」の結果が公表されています。今夜は少し遅くなりましたので、申し訳ないながら、軽い話題で済ませておきたいと思います。調査結果の概要リポートのリンク先は以下の通りです。詳細結果は三菱リサーチ&コンサルティング社から発売されるようです。私はこのリポートを購入するつもりはありませんから、今夜のエントリーのグラフは無料のマクロミルのリポートから引用しています。

まず、国民にとってのスポーツの位置づけは以下のグラフの通りです。2011年の比率で見て、もっとも多い37.9%の赤い折れ線グラフは「することにも見ることにも大きな関心がない」無関心層で、次の35.3%の青は「見ることの方が好き」、大きく下がって15.5%の緑は「することの方が好き」で、もっとも比率の低い紺色の11.4%が「することも見ることも好き」というアクティブ層となっています。ここ何年かでスポーツ無関心層がジワジワと増加した一方で、今年は「見る」を中心にやや増加に転じたのは、なでしこジャパンのワールドカップでの活躍が大きいんではないかと私は受け止めています。この調査の今年の特別調査項目でも、なでしこジャパンとスポーツ・サイクルは注目されています。

スポーツの位置付け

ナデシコジャパンがワールドカップ優勝で世界1に輝き、国内で注目を集めるのはいに結構なことで、サッカーと野球のファン人口をプロットしたのが下のグラフです。サッカーのJリーグについては低落傾向にあるんですが、逆に、日本代表は注目を集めています。プロ野球も低落傾向なんですが、今年についてはアップしています。注目はいうまでもなくなでしこジャパンで、今年についてはプロ野球を上回っていたりします。Jリーグではファン人口が最も多いのがガンバ大阪で、次いでグランパス名古屋となっています。プロ野球ではジャイアンツ987万人に対して、タイガースは702万人となっています。もっとも、甲子園という広い球場を持っているおかげで、観客動員数はタイガースがトップに立っているのはよく知られた通りです。

日本のプロ野球、サッカー日本代表、なでしこジャパン、Jリーグチームのファン人口の推移

最後に、この調査の本来の目的であるスポーツ市場の規模については、今年2011年は震災に起因する自粛の影響などもあって、今年は大幅に縮小しています。スタジアム観戦、用品購入、施設利用・会費に分けると以下の表の通りです。

 年間平均支出額
(前年比)
2011年市場規模
(2010年)
スタジアム観戦市場23,228円
(▲18.6%)
5,196億円
(5,917億円)
用品購入市場26,808円
(▲20.2%)
9,603億円
(1兆2,107億円)
施設利用・会費市場48,851円
(▲11.6%)
1兆3,844億円
(1兆5,452億円)
市場規模の合計n.a.2兆8,642億円
(3兆3,476億円)

調査の本来の目的に即して、「経済評論の日記」に分類しておきます。

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