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2012年2月25日 (土)

映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を見に行く

はやぶさ 遥かなる帰還

今日は朝から冷たい雨だったこともあり、室内競技を目指して、映画「はやぶさ 遥かなる帰還」を見に行きました。昨年10月22日付けのエントリーで取り上げた「はやぶさ/HAYABUSA」に続く第2弾で、来月には第3弾の「おかえり、はやぶさ」も公開の運びとなっています。
ロケット発射から地球の重力を使ったスウィングバイによる加速、イトカワへのタッチダウン、帰路の通信途絶と回復などの大筋は前の映画と同じだったんですが、今日見た映画では特に最後の異なるエンジンのイオン源と中和器を組み合わせて使う「クロス運転」が大きくクローズアップされていました。また、「はやぶさ/HAYABUSA」はJAXA研究員の視点でしたが、「はやぶさ 遥かなる帰還」は朝日新聞記者の視点です。でもまあ、基本は事実に基づいたフィクション、それこそ、「人間ドラマ」として見るべきなのかもしれません。もちろん、相変わらずCGの画像は美しく、音楽も含めて迫力満点です。液晶の大画面になったとはいえ、テレビではこうは行きません。
それにしても、フィクションの範囲内なんでしょうが、10月に見た「はやぶさ/HAYABUSA」では中和神社が、今日の「はやぶさ 遥かなる帰還」では飛不動が登場しました。人智を超えて神仏にすがる気持ちは最先端技術の世界のトップクラスの科学者でもあり得るような気がします。経済学なんかは不確実な科学なんですから、景気回復や雇用拡大などのためにもっと宗教に頼ってもいいのかもしれない、などと詰まらぬことを考えてしまいました。

実は、2月に入ってから、JAXAの川口教授を講師にお招きした講演会、というか、人事院の主催する課長級の研修に参加する機会があった際、10月に見た映画「はやぶさ/HAYABUSA」のポスターにある宣伝文句の「真実のドラマ」は矛盾した表現だとか、今日見た「はやぶさ 遥かなる帰還」にはやたらとかりんとうを食べるシーンが多いとか、いろいろと聞いていたので、その点にも思わず注目してしまいました。

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