高橋源一郎『恋する原発』(講談社) を読む
高橋源一郎『恋する原発』(講談社) を読みました。昨年下半期最大の話題の書のひとつだと思います。まず、出版社のサイトから本の内容紹介を引用すると以下の通りです。
内容紹介
大震災チャリティーAVを作ろうと奮闘する男たちの愛と冒険と魂の物語!
世界の非情を前に無力な人間ができるのは、唯一、笑うことだ。
いままででいちばん書きたかった小説でした。――(高橋源一郎)
作者は我が国のいわゆるポストモダン文学のリーダーの1人ですし、何より、よしもとばなな『スウィート・ヒアアフター』を昨年2011年12月30日付けのエントリーで取り上げていますが、いずれも震災文学の小説の代表的な作品に入ると受け止めています。しかし、しかしですよ、誠に残念ながら、この作品を私の感性で十分に理解したと言い切る自信はありません。p.199 からの震災文学論も含めて、私の理解を超えているかもしれません。従って、 とします。
本日発売の「文藝春秋」を買い求めましたので、近いうちに、芥川賞受賞作品2作を選評とともに読みこなして、改めて、次の読書感想文を書きたいと思います。
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