パット・メセニー What's It All About を聞く
善良なる一般市民にはまったくどうでもいいことなんですが、今日、近くの図書館からの帰り道で
。何をどうしたわけでもないんですが、左が聞こえなくなりました。ひょっとしたら、イアホンではなくてウォークマンが壊れたのではないかと心配して、別のイヤホンで聞いてみるとちゃんと聞こえたので、大きく安心しました。修理するようなものでもないので新しいのと取り替えました。ということで、今日は音楽の話題です。パット・メセニーの What's It All About を聞きました。アコースティック・ギターによるソロ・アルバムです。パット・メセニーの場合、ソロ・アルバムとはいわゆるグループでなくトリオの演奏なども指すケースがありますが、このアルバムはホントの一般的な意味でのソロであり、前作の Orchestrion とも違って、パット・メセニーのギター演奏だけのアルバムです。その意味で、One Quiet Night と同じなんですが、大きな違いは選曲にあって、すべてカバーでありオリジナルは含まれていません。ということで、曲目は以下の通りです。
- The Sound of Silence
- Cherish
- Alfie
- Pipeline
- Garota de Ipanema
- Rainy Days and Mondays
- That's the Way I've Always Heard It Should Be
- Slow Hot Wind
- Betcha by Golly, Wow
- And I Love Her
- 'Round Midnight
- This Nearly Was Mine
サイモン&ガーファンクルの名曲に始まって、カーペンターズやバートバカラック、ヘンリー・マンシーニにカーリー・サイモン、ビートルズからセロニアス・モンクの作曲になるジャズの名曲まで、日本でも耳にしたことのあるポピュラー・ソングやジャズの名曲のオンパレードという気もします。しかし、パット・メセニー流の解釈が施されていたりして、聞き慣れた曲がとても新鮮に感じられるものも少なくありません。リスナーの受け取り方にもよりますが、単にリラックスして聞くだけでなく、緊張感を持った聞き方も出来ます。超一流のミュージシャンにかかれば、この選曲でもいろんな聞き方の出来るアルバムに仕上がるということを実感しました。なお、ライナー・ノーツは我が国を代表するジャズ・ギタリストの渡辺香津美さんが書いています。最後に、このアルバムからネットにアップされている動画のうち、5曲目の「イパネマの娘」は以下の通りです。
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