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2012年7月 7日 (土)

米国雇用統計のグラフィックス

日本時間の昨夜、米国労働省から米国雇用統計が発表されました。ヘッドラインとなる民間部門雇用者数の前月差増減はわずかに+80千人増にとどまり、失業率は前月と同じ8.2%と下げ渋っています。まず、New York Times のサイトから最初の6パラだけ記事を引用すると以下の通りです。

Job Weakness Starts to Shape Election Tone
It is increasingly apparent what the economy will look like when President Obama faces voters in November: pretty much what it looks like today.
And that picture, a report from the Labor Department made clear on Friday, is far from the booming job growth that prevailed only a few months ago. In June, the economy added a meager 80,000 jobs, and the unemployment rate remained at 8.2 percent.
Early this year, optimists buzzed that the jobless rate might touch below 8 percent by the election, a milestone that would be a major symbolic victory for the incumbent. Then employment growth slowed in March and took a turn toward the paltry in April and May.
With Friday's report, what looked like a blip has now become a streak. And with a gridlocked Congress unlikely to pass any additional stimulus measures before the election, the president is stuck again with an economy in stall mode.
June's job growth, after a revised increase of 77,000 in May, was just about enough to keep up with population growth, but not nearly enough to reduce the backlog of 13 million workers.
Economists have scaled back their expectations for the rest of the year and are now forecasting continued sluggishness.

週末ですので、いつもの通り、簡単にグラフィックスだけ取りまとめておくと、いつものグラフは以下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減とそのうちの民間部門、下は失業率です。いずれも季節調整済みの系列であり、影をつけた部分は景気後退期です。

米国雇用統計の推移

非農業部門雇用者は市場の事前コンセンサスでは約100千人の増加と見込まれていましたが、さらに下回って3か月連続で100千人に達しませんでした。昨年のこの時期も5月から8月まで4か月連続で100千人以下を記録し景況感を悪化させた記憶がありますが、今年の場合は、明らかに欧州が緩やかながら景気後退期に入っており、新興国経済も中国をはじめとして大きくスローダウンしているだけに、米国経済を取り巻く情勢はさらに厳しさを増しています。我が国の景気回復も自動車のエコカー補助金と米国への輸出を両輪としているだけに、夏以降、この両方が倒れるようなことになれば、再び日米欧の先進国経済が同時に景気後退期に突入する可能性も排除できません。

時間当たり賃金上昇率の推移

上のグラフはデフレとの関係で私が注目している時間当たり賃金上昇率を前年同月比でプロットしていますが、印象としては底ばっていると見受けられます。水準としても2%をはさんだ動きになっており、サブプライム・バブルが崩壊する前の3%水準にはなかなか達しそうにありません。

Jobless Recovery

最後に、これまたいつもの Jobless Recovery のグラフは上の通りです。景気後退前のピークから数えて6月が54か月目なんですが、50か月を過ぎたころからさらにグラフの傾きが緩やかになった気がします。この先3-4か月ほどの景気、特に雇用は11月の米国大統領選挙に大きな影響を及ぼすことは明らかですから、オバマ政権も何らかの政策を打つことが考えられるものの、繰返しになりますが、世界経済が先進国を中心に同時に緩やかな景気後退に入る可能性も否定できません。

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