明治安田生命の「夏に関するアンケート調査」から
やや旧聞に属する話題かもしれませんが、今週火曜日8月7日に明治安田生命から「夏に関するアンケート調査」が発表されています。14ページもあるリポートで、帰省や節電など、いろいろと夏に関して調査されているんですが、私の役所でも来週は局長が1週間夏休みを取る旨のお知らせが回っていたりしましたし、週末前でもありますので、今夜のエントリーでは特に夏休みに焦点を絞ってこのアンケート調査を取り上げたいと思います。
まず、土日も含めた夏休みの日数は年々増加の方向にあり、昨年から今年は連続で9.5日間という結果になっています。3日間の階級に基づくヒストグラムでは、まだまだ、「4-7日」がもっとも多いんですが、昨年に比較すれば、「4-7日」が減少して「8-10日」が増加しているのが見て取れます。夏休が長期化の方向にあるということはいえそうです。週休2日制の職場において、例えば、我が上司のように1週間月曜日から金曜日まで休めば、土日を入れて9日連続になりますから、そういった休みの取り方をする人も少なくないんだろうという気がします。
夏休みの過ごし方の回答は上の通りです。「自宅でゆっくり」がもっとも多く、次いで、「帰省」、「国内旅行」、「プール・遊園地・テーマパーク」、「アウトドア」がトップ5となっています。昨年から今年にかけての動きとしては、「アウトドア」は減少しましたが、「自宅でゆっくり」と「プール・遊園地・テーマパーク」といった近場での過ごし方が増加しています。なお、自宅で過ごす理由のトップ3は、疲れを取る、出費を抑える、混雑を回避したい、となっています。分かるような気がします。
エコノミストとして気にかかる夏休にかけるご予算なんですが、上の表の通りです。去年も今年もジワジワと減少しています。ただし、家族の属性別に詳しく見ると、去年から今年にかけて減少を続けているのは未婚者であって、既婚者家族はそこそこ堅調な推移を続けています。特に、昨年まで子持ちの既婚者の方が夫婦のみの既婚者よりも予算額が大きかったんですが、今年については夫婦のみの既婚者が逆転しており、昨年から倍増した海外旅行が寄与しているとリポートでは分析されています。
私が単身赴任する前の我が家の夏休みは、子供達が小学生だったこともあり、海水浴に行ったり、山にキャンプに行ったりと、必ず東京を離れて遠出するとともに、近郊のプールやテーマパークにも行っていましたが、今では家族で集団行動を取ることもほとんどなくなって「自宅でゆっくり」派になっています。この4月から国家公務員給与が大きくカットされたこともあって、ご予算も僅少になっています。
| 固定リンク
コメント