上原ひろみの最新アルバム Move を聞く
上原ひろみ Move を聞きました。ザ・トリオ・プロジェクトの最新アルバムです。まったく同じベーシストとドラマーを従えた Voice がリリースされたのが2011年3月でしたから、ザ・トリオ・プロジェクトとしては1年半振りのアルバムです。私が買ったのは Voice と同じように初回限定版でDVDがカップリングされているCDです。以下の9曲が収録されています。すべて上原ひろみのオリジナルです。
- MOVE
- Brand New Day
- Endeavor
- Rainmaker
- Suite Escapism: Reality
- Suite Escapism: Fantasy
- Suite Escapism: In Between
- Margarita!
- 11:49PM
私はほぼジャズのアルバムばかりを聞いており、クラシックも聞かないというわけではありませんが、いわゆるポピュラー・ミュージック、特に歌詞のある曲はほとんど聞きません。シングルCDなんぞは手に取ろうとも思いません。上原ひろみのザ・トリオ・プロジェクトの前作 Voice やこの Move のように買い求める場合が多いんですが、レンタル店や図書館で借りることも少なくありません。しかし、このアルバムは定価で買っても値打ちがあると感じました。どうでもいいことですが、酒井順子さんのエッセイか何かで「値打ち」は京都の人間がよく使うというのがあったと記憶していますが、このアルバムはホントに値打ちがあります。まだDVDの方を見ずに、CDだけ聞いてそう思っています。
先週取り上げた小曽根の最新アルバムと同じでジャズ・ピアノのメインストリーム、ど真ん中の直球をケレン味なく投げ込んで来ています。私は全身で受け止めたいと思います。さらに、小曽根の場合はスローなバラードも取り上げているんですが、上原ひろみの場合はひたすらにパワフルです。特に、エスカピズム組曲のあたり、5曲目と7曲目なんかはそう感じます。ギンギンと称することも、ノリノリと表現することも出来そうです。それから、このアルバムの収録曲を中心にツアーが始まるらしく、上原ひろみ自身は30代半ばで体力的にはまだまだOKなんでしょうが、ややお年を召したベースとドラムスのおふたりは、このノリで大丈夫なんでしょうか。ステージごとに体重が2-3キロ落ちるのは確実で、それくらいならまだしも、体調を崩したりしないもんなんでしょうか。やや心配になったりします。
最後は、レコード会社がYouTubeにアップしている動画です。迫力満点です。
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