11月15日の解禁前にボジョレー・ヌーヴォーに関するアンケート調査結果を見る
一昨日11月8日にネオマーケティングから「ボジョレー・ヌーヴォーに関する調査」と題するアンケート調査結果が発表されています。ボジョレー・ヌーヴォーが11月15日に解禁される直前のタイミングを捉えて公表されています。私は晩酌はまったくしませんのでサッパリ分からないんですが、それだけに、こういったお酒を飲む人の心理というのは興味があります。まず、リポートから【調査結果概要】の下線部だけを引用すると以下の通りです。
【調査結果概要】
【1】家飲み派が1位の87.7%
【2】購入場所1位は「スーパーマーケット」の64.3%
【3】一緒に飲みたい芸能人 1位「黒木瞳」 2位「杉本彩」 3位「藤原紀香」
まず、ボジョレー・ヌーヴォーをどこで買ってどこで飲むか、というエコノミスト的な観点も入りそうな質問については、上の【調査結果概要】にもある通り、「スーパーで買って家で飲む」というのが圧倒的な多数派を占めます。リポートの解説にもある通り、その昔は、気合を入れて着飾ってフランス料理のフルコースでも頼んで高級ワインを楽しむ、という成金ニッポン的なパターンもあるにはあったのかもしれませんが、私は飲まないのでよく知らないものの、今や、ペットボトルや紙パック入りのワインもあるらしく、ボジョレー・ヌーヴォーなどの手ごろなワインは安く売っているスーパーやディスカウント店で買って、自宅で気軽に飲む、という方向に変化しているようです。容器の廃棄の際もエコなのかもしれません。

3番目の問い「いっしょにボジョレー・ヌーヴォーを飲みたい有名人」に対する回答のグラフが上の通りです。上位は女性が占めています。有名人に対する好みに大きく左右されるので何ともいえませんが、少し前まで日経新聞のwebサイトでイヤになるくらいコマーシャルを見かけた「眞鍋かをりと田崎真也が語り合うワインとチーズとヨーロッパの旅」の眞鍋かをりは選に漏れたようです。リポートでは「ワインの似合う大人っぽい女性が選ばれた」と解説されていましたが、上位3人を見ても、上位5人まで広げても平均年齢は40歳を超えているように見受けられます。日本全体の高齢化の進展とともに、こういった場面で選ばれる有名人の年齢もジワジワと上がっているように感じるのは私だけでしょうか。
あるエコノミストの意見ですが、日常的な娯楽について考えた場合、どう考えても期待値が大きなマイナスになるパチンコや競馬といったギャンブルは論外ですし、極めて高率の税が課されている酒・タバコも、とても合理的とは考えられません。だからというわけでもないんですが、私の場合、図書館で無料で貸してくれる本の読書をはじめとして、ほかにジャズと映画の室内競技に加えて、マイカーより格段にコストの低い自転車と公営のプールも少なくない水泳といったスポーツを余暇活動の中心にしています。でも、高校生と中学生の子供達が何年かしてお酒を飲める年齢に達したなら、たとえ高率の税が課されているとしても、お正月やボジョレー・ヌーヴォーの解禁などの折に一家で少しお酒も飲んでみたい気もしています。
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