冨田勲「惑星 Planets Ultimate Edition」を聞く
センター試験2日目は大寒です。しかし、センター試験とは何の関係もなく、私は寒い中で昨日は村上龍の『コインロッカー・ベイビーズ』を読んで過ごし、今日は冨田勲「惑星 Planets Ultimate Edition」を聞いて過ごします。『コインロッカー・ベイビーズ』はラクに30年前なんですが、「惑星 Planets Ultimate Edition」は一応2011年です。比較の問題ながら、新しいといえましょう。
当然ながら、「惑星 Planets Ultimate Edition」は基本的にホルストの作曲になる組曲なんですが、このブログの昨年2011年4月3日付けの記事では佐渡裕指揮のNHK交響楽団によるアルバムを取り上げています。今日の記事で取り上げるアルバムは冨田勲のシンセサイザーです。なお、冨田勲は10年ほど前に「惑星 2003」を発表していますので、今回のようなアルバム・タイトルになったのでしょう。また、佐渡裕指揮のNHK交響楽団バージョンにはありませんが、「惑星」にはオマケが付いている時があり、私の知る限り「冥王星」が多いような気がします。というのは、ホルストが「惑星」を作曲したのは1914-16年ころといわれていて、初演は1920年なんですが、冥王星の発見は1930年であり、組曲「惑星」には入っていません。ということで、このアルバム「惑星 Planets Ultimate Edition」には5曲目に「イトカワとはやぶさ」がオマケで入っています。いかにもという気がします。
英語の Planet の邦訳としては、よく知られている通り、東大の「惑星」と京大の「遊星」があり、ノーベル賞受賞者数で優勢な京大が、この邦訳というか命名では東大に一歩譲った形になっています。まあ、今さらどうしようもないんでしょうね。
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