映画「東京家族」を見に行く
今週は国会での論戦が本格的に開始され、私が統括する課でも資料要求が舞い込んだりして国会対応が全くないわけでもなく、それなりに仕事で遅くなる日もありました。さらに、先週末からやや体調を崩していたため、この3連休は骨休めに有り難い限りです。というわけで、今日は近場の映画館に映画「東京家族」を見に行きました。山田洋次監督50周年記念作品です。一言で大胆にまとめると、瀬戸内海の小島で暮らし、学校の教員を定年になった父親と母親が東京に住む長男夫妻、長女夫妻、次男に会いに東京にやって来るという物語です。ついでながら、母親の方は次男のフィアンセとも会います。予告編にありますからネタバレではないと思うんですが、母親は訪問先の東京で亡くなります。
人生における幸福とは何か、家族のつながりとは何か、世代の差とは何か、いろんなことを考える機会を与えてくれる映画です。決してエンタメ映画ではなく、文学でいえば純文学といえます。制作サイドから結論として何か与えられるわけではありません。起承転結はハッキリとありますが、いわゆる「落ち」があるわけではありませんし、何かの重大な問題が解決されるわけでもありません。我々一般人の人生のように淡々と物語が進みますから、いろんなシーンごとに鑑賞者サイドで受け止め方を考える必要があります。でも、鑑賞後の感触はとっても爽やかで、晴れ晴れとした気持ちで映画館を出ることが出来ます。
私はどうしても邦画を見る機会が多いんですが、この先、今月末から封切りの「横道世之介」を楽しみにしています。春休みにはマンガを見るかもしれません。
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