映画「横道世之介」を見に行く
先日、近くのシネコンに行ってこの週末に映画「横道世之介」を見るべく座席予約をしようとしたら、何と、今日までで上映終了と知り、大慌てで役所は年休を取って今日の夜の最終回に滑り込んで見に行きました。
当然ながら、吉田修一の原作は読んでいるんですが、映画はハッキリいって評価しません。原作に忠実なのはいいんですが、逆に、原作を読めば十分という気がします。キャスティングの年齢層がやや高いのも気になります。20代半ばの俳優さんと女優さんがハタチ前の大学生を演じていたりします。唯一、映画として評価するのは、ホワイト・クリスマスの夜を上から見た映像で捉えた部分ではなかったかと思います。音楽も平凡です。
最後に、繰返しになりますが、映画を見るよりも原作を読むべきです。吉田修一の代表作のひとつであるとともに、伊坂幸太郎の『砂漠』などとともに、今世紀における青春小説の最高傑作のひとつといえます。
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