最近の子供達は将来何になりたいのか?
やや旧聞に属するトピックなんですが、先週、7月5日に第一生命から「大人になったらなりたいもの」と題するアンケート調査結果が発表されています。夏休みこどもミニ作文コンクールに併せて実施したアンケートのようです。全国1100人の保育園児・幼稚園児と小学校の1-6年生の児童を対象に「ぼくのゆめ、わたしのゆめ。」と「きずな」をテーマに実施した夏休みこどもミニ作文コンクールの応募用紙に「大人になったらなりたいもの」も併せて問うた結果です。男子は3年連続で「サッカー選手」がトップ、女子は何と16年連続で「食べ物屋さん」がトップなんですが、支持率はややダウンしたようです。
やっぱり、サッカー選手は男の子の夢の職業なんでしょうね。分かる気がします。警察官・刑事も2位にランクされており、震災の経験から、人を守る・助けるという職業が子どもたちの心に響いた可能性があるとリポートでは分析しています。小さいお子さんですから、消防士なんかもこのカテゴリーに入り込んでいるのかもしれません。なお、少し分かりにくいのが4位の「テレビ・アニメ系キャラクター」なんですが、例えば、ウルトラマンとか仮面ライダー、といったものを想像すれば男の子の場合はいいんではないでしょうか。女の子の場合はランクインしていません。実は、我が家の上のおにいちゃんが卒園した幼稚園は、ジャカルタ日本人学校の幼稚部だったりするんですが、卒園式で各園児が将来なりたいものを発表する習わしになっていて、ウルトラマン・コスモスを上げたお友達がいました。我が家のおにいちゃんはとても常識的ですから、ここにもランクインしている乗り物系の職業を答えていたと記憶しています。
独走状態の食べ物屋さんというのは、定食屋とかそば屋とかではなく、ケーキ屋さんとかパン屋さん、といったイメージなんでしょうか。我が家は男の子の子育てしかしたことがないので、私にはよく分からないんですが、ある意味で、男女の違いがよく現れているような気がします。決して、職業上の性差別を助長するつもりはないんですが、看護師さんや保育園・幼稚園の先生などは女性の比率が高い職業ですし、子供達に接する機会も多くて、あこがれの対象になりやすい気はします。なお、男子と同じで警察官・刑事がトップテンにランクインしていますが、リポートによれば、1989年の調査開始以来初めてだそうです。やはり、看護師さんやお医者さんとともに、震災などから人の命や生活を守る職業へのあこがれが強まっているのでしょうか。
再び、男の子に戻りますが、私なんぞの小さいころは、サッカー選手はほとんど考えもしませんでした。メキシコ・オリンピックで京都出身の早大生だった釜本選手が大活躍したのは記憶に残っていますが、その程度で、プロスポーツといえば圧倒的に野球の時代でした。選択肢が広がるというのは決して悪いことではありません。
| 固定リンク
コメント