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2013年7月29日 (月)

商業販売統計に見る消費は堅調に推移

本日、経済産業省から6月の商業販売統計が発表されました。個人消費を代理する供給側の重要な統計であると私は見なしています。ヘッドラインとなる小売業販売額は季節調整していない原系列の統計で前年同月比+1.6%増の11兆4210億円と増加したものの、季節調整済みの前月比は▲0.2%の減少となりました。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

6月の小売販売額、2カ月連続増加 百貨店が好調
経済産業省が29日発表した6月の商業販売統計(速報)によると、小売業の販売額は11兆4210億円で、前年同月に比べ1.6%増えた。プラスは2カ月連続で、伸び率は2012年5月(3.0%)以来の大きさだった。高額品の販売が好調だった百貨店が既存店ベースで7.5%増となり全体を押し上げた。
百貨店とスーパーを含む大型小売店は4.5%増の1兆6385億円で、2カ月連続のプラス。既存店ベースも3.5%増と、3カ月ぶりにプラスに転じた。百貨店の既存店ベースの伸び率は東日本大震災で落ち込んだ反動のあった12年3月(14.2%増)以来の大きさ。スーパーも1.5%増だった。全国的に気温が高めに推移し夏物衣料の販売が伸びたほか、前年に比べて日曜日が1日多かったことも来店客数の増加につながった。
織物・衣服・身の回り品小売業は9.9%増。機械器具小売業は猛暑によるエアコンや冷蔵庫など白物家電の販売増加がAV(音響・映像)機器の低迷を補い、2.6%増と23カ月ぶりにプラスに転じた。
一方、自動車小売業は前年のエコカー補助金制度で低燃費車を中心に需要が伸びた反動で、6.3%減と2カ月連続のマイナスだった。
コンビニエンスストアは5.8%増の8272億円。店舗内で抽出するコーヒーなどを中心に、ファストフードや総菜の販売が伸びた。既存店ベースも0.1%増と、13カ月ぶりにプラスに転じた。

いつもの通り、とてもよく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、商業販売統計のグラフは以下の通りです。上のパネルは季節調整していない小売業販売額の前年同月比増減率を、下は2010年=100となる季節調整済みの指数を、それぞれプロットしています・

photo

基本的に、消費は堅調だと私は受け止めています。ミニ・リセッション後に、季節調整していない原系列の小売業販売額は前年同月比で着実に伸びていますし、季節調整指数も前月比でマイナスとはいえ高い水準にあります。引用した記事にもある通り、30日しかない小の月である6月にしては5日と日曜日が多かったのも売上げが好調だった理由ではあるんでしょうが、私は消費は所得とマインドで決まると考えています。すなわち、現時点でアベノミクスの効果は所得への波及は限定的ながら、マインドの改善には大いに貢献していることは確実です。また、梅雨明け直後の猛暑も自動車のエコカー補助金の反動を補いました。企業活動よりも家計の消費が先行するのは米国経済では通常のパターンですが、我が国では少しめずらしいかもしれません。今後、設備投資や輸出が本格的に伸びる局面になれば、我が国の景気もさらに全員参加型の様相を強めるものと期待しています。

取りあえず、アベノミクスは置いとくとして、夏季ボーナスは決して悪くないと私は予想しています。その意味で目先の所得の下支えはあります。しかし、本格的な賃金上昇、すなわち、所定内給与の増加はもう少し先になるかもしれません。

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