ラザール・ベルマンのピアノによる「リスト: 巡礼の年」を聞く
ようやく図書館の予約の順番が回って来ましたので、ラザール・ベルマンのピアノによる「リスト: 巡礼の年」を聞きました。1977年レコーディングの3枚組です。アルバムの構成は以下の通りです。
[CD 1]
巡礼の年 ・ 第1年《スイス》 S160
1. ウィリアム・テルの聖堂
2. ワレンシュタットの湖で
3. 田園曲
4. 泉のほとりで
5. 夕立
6. オーベルマンの谷
7. 牧歌
8. ノスタルジア (ル・マル・デュ・ペイ)
9. ジュネーヴの鐘
[CD 2]
巡礼の年 ・ 第2年《イタリア》 S161
1. 婚礼
2. 物思いに沈む人
3. サルヴァトール・ローザのカンツォネッタ
4. ペトラルカのソネット 第47番
5. ペトラルカのソネット 第104番
6. ペトラルカのソネット 第123番
7. ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲)
《ヴェネツィアとナポリ》 S162 - 《巡礼の年》 ・第2年補遺
8. ゴンドラを漕ぐ女
9. カンツォーネ
10. タランテラ
[CD 3]
巡礼の年 ・ 第3年 S163
1. アンジェルス!守護天使への祈り
2. エステ荘の糸杉に 第1番〈悲歌〉
3. エステ荘の糸杉に 第2番〈悲歌〉
4. エステ荘の噴水
5. 哀れならずや [スント・ラクリメ・レールム] (ハンガリーの施法による)
6. 葬送行進曲
7. 心を高めよ [スルスム・コルダ]
言うまでもありませんが、村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文藝春秋) を読んでインスパイアされて聞いたものです。上のジャケットは国内盤のデザインなんですが、しばらく廃盤になっていたものの、輸入版が売切れ続出なもので、5月半ばにユニバーサル・ミュージックから再発売しています。私は最近まで再発売を知らずに図書館の予約を待ち続けていました。第1年スイスの8局目の「ル・マル・デュ・ペイ」が『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』の重要なモチーフのひとつとして登場します。私はジャズ中心に聞いていて、こういったクラシックは専門外なので、単に「聞いた」というだけで終わりにします。のんびりした3連休でした。
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