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2013年9月 8日 (日)

先週読んだ新刊書

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何と、先週読んだ新刊書はとうとうフレデリック・ルヴィロワ『ベストセラーの世界史』(太田出版) だけになってしまいました。フランス人の憲法学者がベストセラーの誕生から現在にいたるまでの歴史について考察した本です。最初は発行部数を水増しして流行っているような装いをもって売り込んだり、いろいろとインチキもあったようですが、『ドン・キホーテ』から『ダ・ヴィンチ・コード』、『ミレニアム』3部作、もちろん、『ハリー・ポッター』シリーズまで、西洋諸国におけるベストセラーが次々と俎上に上ります。でも、何といっても歴史的なナンバーワンのベストセラーは『聖書』です。これに次ぐのが、何と『毛沢東語録』だったりします。冒頭に、売れた本と読まれた本の違い、読書室や図書館が本の売上げに及ぼす影響なども考察されています。もっとも、今どきの電子書籍とアナログの紙に印刷した本の違いには言及されていません。とても面白いです。多くの読書子には一読の価値あると思います。

さて、新刊書を1冊しか読まなかったとすれば、実は、旧刊書を私は読んでいたわけです。8月31日付けのエントリーで取り上げた森博嗣『神様が殺してくれる』に触発されて、同じ著者の真賀田四季シリーズの『春』、『夏』、『秋』、『冬』の4部作を読んで、瀬在丸紅子と犀川創平の関係はxxだったのか、と初めて知ったりしました。高田郁のみおつくし料理帳シリーズの最新刊『残月』を入手して、その昔の『ハリー・ポッター』シリーズの新刊が出た時みたいに第1巻『八朔の雪』に戻って読み返したりしていました。もっとも、『残月』にはまだ達していなかったりします。楽しみにしている『ライス回顧録』こそまだなんですが、この週末には予約が回って来て図書館から何冊か借り出しましたので、今週は充実した読書生活が送れそうです。

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