11月4日、本日の雑感は加齢に伴う精神的肉体的な変化など
2005年に始めたこのブログも8年を超え、私もとうに50歳を過ぎました。2004年9月の国際通貨基金 (IMF) による「世界経済見通し」 World Economic Outlook (WEO) の第3章 Figure 3.12. The Last Train for Pension Reform Departs in ... は、先進各国の51歳以上人口が50%を超え年長者の政治的なウェイトが高まると年金改革の終電が出てしまう、という趣旨で、先進各国の終電の年次をグラフで示しています。グラフは引用しませんが、リンク先を参照すれば明らかです。
ということで、国民の年齢構成の高齢化とともに社会的な選好体系に変化が生じるんですが、私自身としても、確かに50歳を超えて個体維持本能としての食欲と種族維持本能としての性欲は大きく落ちた気がします。ほかはともかく、食欲と性欲については仙人のような生活になったみたいです。欲望全体としては大きく減じた気配もないので、読書や音楽鑑賞やと別の方向に欲望が向かっているだけだという気もしますが、少なくとも、個体維持のためのやや長期的な健康についてはかなり無関心になりつつあります。すなわち、短期的に目先の健康については関心が高まる方向にありそうな気がしますが、20年後とか30年後については関心は低下しています。例えば、8月31日付けのエントリーで取り上げた篠田節子『ブラックボックス』(朝日新聞出版) を読んでカット野菜は食べられなくなった、という声をネットで見かけたりするんですが、私は平気で仕事のある日は毎日のようコンビニで買い求めて食べていたりします。でも、子供達に食べさせるかどうかは別問題です。他方、私と違って、同年齢ながら周囲にはまだまだ元気な人も少なくありません。いわゆる「脂ぎった中年」の見本のようなオヤジもいますし、言葉としてはすでに死語となった感のある「オバタリアン」も実体としては死滅したわけではありません。
50歳を過ぎて肉体的に大きく変化したのは頭髪です。白髪はまだ半分くらいなんですが、先日、散髪屋に行って合わせ鏡でじっくりと観察したところ、頭頂部の髪の毛はかなり薄いことを発見しました。バーコードにする必要は生じていませんが、高校生くらいから変化のない髪型はいつまで維持できるか不明です。それから、これも当然の年齢に伴う肉体の衰えとして、老眼が進んでいます。まだ老眼鏡を必要とする段階ではないんですが、新聞や本を読むときは近視用のメガネを外す必要があります。体型は何とか努力して維持するようにがんばっています。高校生くらいまではジーンズは30インチだったんですが、一番最近に買ったジーンズは31インチです。高校生のころから、1次元に従うウェストが3%くらい増えていますから、3次元に従う体重は10%増くらいになっていても不思議はありません。体重オーバーは年齢的に止むを得ない部分もあると認識しています。
上は昨日までのボディマス指数 (BMI) の推移です。9月半ばころから季節変動として体重、と言うか、BMIの上昇局面に入ったかもしれません。
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