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2014年1月13日 (月)

新成人に明るい未来は開けるか?

今日は成人の日で各地で成人式が行われていることと思います。私の成人式はもう30年余りも昔のことでした。ということで、先週1月8日にネットリサーチ大手のマクロミルから「2014年 新成人に関する調査」が発表されています。2008年から始まったこの定点調査も6回目になります。昨年と比較して、今年の新成人は未来に明るい展望を持つ割合が増えているようです。まず、マクロミルのサイトからトピックスを4点引用すると以下の通りです。

トピックス
  • 期待・応援している新成人: 1位「志田未来」、2位「神木隆之介」3位「武井咲」
  • "日本の未来"は「明るい」と思う44%、昨年に比べ22ポイントの大幅アップ
  • "自分の未来"は「明るい」と思う63%、昨年に比べ12ポイントアップ
  • SNS 利用は、「LINE」が82%で最多。「Twitter」67%、「Facebook」49%

まず、トピックに上げた最初の点は、あくまで、人気投票ですから、私のブログではパスします。トピックの第2点から第4点までについてグラフを引用しつつ、ごく簡単に紹介すると以下の通りです。ただし、マクロミルのモニター登録をしている新成人が調査対象ですから、それなりのバイアスはあると考えてながめるべきことはいうまでもありません。

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トピックで引用した第2点目と第3点目、すなわち、日本と自分の未来は明るいか、の回答のグラフを連結して一挙に引用すると上の通りです。上の2つの棒グラフが「日本の未来」、下の2つが「自分の未来」です。それぞれ、今年2014年の新成人と昨年2013年を比較できるように並べてあります。特徴として、第1に「日本の未来」を明るいと考える新成人は昨年よりも今年の方がグンと多いにもかかわらず、それでもまだ過半に達せず、明るいよりも暗いの方が多くなっています。逆に、第2に、「自分の未来」は「日本の未来」ほど昨年から増えていませんが、過半は明るいと考えており、暗いを凌駕しています。これは今年と昨年の新成人の気質などの違いというよりも、新成人を取り巻く経済社会の環境の差であると考えるべきです。日本の未来が明るいと考える新成人が増加したのは、いうまでもなく、アベノミクスの賜物です。

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上のグラフの通り、SNS の利用は昨年の新成人よりも10%ポイント近く増加して、とうとう90%を超えました。これも昨年と今年の新成人の違いというよりも、今年は昨年から社会全体で SNS の利用が増加したということなんでしょう。LINE と Twitter が Facebook を上回って増加しているのはスマホの利用が普及したからだと受け止めています。逆に、私のようにパソコンからしか SNS を利用しない中年のオジサンは Facebook なのかもしれません。mixi も昨年から半減したんですから、経営立直しを迫られるのも当然だという気がします。この分野では日本独自のサービスよりも、国際的により広く普及したサービズに規模の経済が働くのかもしれません。
グラフを引用した以外にも、いくつか注目すべき結果が報告されています。例えば、就職に対して不安を感じている人は76%、とか、これからの日本の政治に「期待できる」24%、「期待できない」76%、とか、9割以上が、「国民年金は、将来、自分がもらえるか不安」と感じている、とか、国民年金制度は「信頼できない」が73%などです。詳しくは「調査結果詳細レポート」が pdf でアップされています。ご参考まで。

何はともあれ、
がんばれ新成人!

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