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2014年3月 6日 (木)

来週月曜日に発表される10-12月期GDP統計2次QEは1次QEからほとんど修正なしか?

今週月曜日の法人企業統計をはじめとして、必要な経済指標がほぼ出尽くし、来週月曜日の3月10日に今年2013年10-12月期GDP速報2次QEが内閣府より発表される予定となっています。各シンクタンクや金融機関などから2次QE予想が出そろいました。いつもの通り、顧客向けのニューズレターなどのクローズな形で届くものは別にして、web 上でオープンに公開されているリポートに限って取りまとめると下の表の通りです。ヘッドラインは私の趣味でリポートから特徴的な文言を選択しました。可能な範囲で、先行き経済の動向に関する記述を取っているつもりです。一応、明示的に先行きに言及しているのは、みずほ総研と伊藤忠経済研だけであり、この2機関はヘッドラインも長めに引用してあります。しかし、何せ2次QEですからアッサリと済ませた予測が多いのも事実です。月曜日に公表された法人企業統計のついでに2次QE予想をくっつけてあるリポートも少なくありません。なお、より詳細な情報にご興味ある向きは左側の機関名にリンクを張ってありますから、リンクが切れていなければ、pdf 形式のリポートが別タブで開いたり、ダウンロード出来たりすると思います。"pdf" が何のことか分からない人は諦めるしかないんですが、もしも、このブログの管理人を信頼しているんであれば、あくまで自己責任でクリックしてみましょう。本人が知らないうちに Acrobat Reader がインストールしてあって、別タブが開いてリポートが読めるかもしれません。

機関名実質GDP成長率
(前期比年率)
ヘッドライン
内閣府1次QE+0.3%
(+1.0%)
n.a.
日本総研+0.2%
(+0.7%)
公共投資が上方修正される一方、設備投資が下方修正となる見込み。
大和総研+0.3%
(+1.2%)
若干ながら一次速報から上方修正される見通しである。
みずほ総研+0.3%
(+1.1%)
2014年1-3月期は景気対策関連の事業執行が剥落し、公共投資が減少に転じると予想される。円安・海外景気の緩やかな回復を背景に輸出は回復が続くが、駆け込みの影響から輸入も高水準で推移するため、外需は小幅なプラス寄与にとどまるだろう。他方、4月の消費増税を前に自動車以外でも駆け込み需要が顕在化することで、個人消費は大幅に増加すると予想される。業績回復を受けて設備投資も回復傾向を維持するだろう。1-3月期は、駆け込み需要の追い風を受ける民需を中心に年率+4%台の高成長を見込んでいる。
ニッセイ基礎研+0.2%
(+0.9%)
1次速報の前期比0.3%(年率1.0%)とほぼ変わらないだろう。
第一生命経済研+0.3%
(+1.2%)
修正幅は小幅であり、景気認識に変更をもたらすほどのものではないだろう。
伊藤忠経済研+0.3%
(+1.2%)
2014年1-3月期の日本経済は消費税率引き上げ前の駆け込み需要により急加速が見込まれる。当社では、1-3月期に前期比年率6%程度の高成長を予想している。しかし、2014年度入り後は、駆け込み需要の反動と消費税率引き上げに伴う実質所得の目減りにより、大幅な落ち込みが避けられないのは言うまでもない。
三菱UFJモルガン・スタンレー証券+0.4%
(+1.5%)
民間在庫増の上方修正幅が公共投資と設備投資をあわせた下方修正幅を上回り、実質GDP全体では上方修正になるとみられる。
三菱UFJリサーチ&コンサルティング+0.2%
(+0.9%)
修正幅はいずれも小幅であり、景気の見方に変化が生じることはないと考えられる。
三菱総研+0.4%
(+1.6%)
GDP成長率の上方修正に寄与するとみられるのは、民間在庫投資と公的固定本形成である。

2次QEの成長率はほとんど1次QEから修正なし、というのが多くのエコノミストのコンセンサスで、しかも、設備投資と公共投資が下方修正で在庫が上方修正、というのも反対は少ないと私は受け止めています。極めて大胆な私の直感では、2次QEの成長率は1次QEからわずかに下方修正と考えています。上方修正のリポートは、1次QEが出る前の高い成長率を見込んでいたころの見方をまだ維持しているような気がしないでもありません。なお、第一生命経済研のリポートからヘッドラインに引用した「景気認識に変更をもたらすほどのものではない」の前には、省略してしまいましたが、「『設備投資の下方修正+在庫投資の上方修正』は好ましいものではなく、成長の内容としては1次速報からやや悪化する形」と明記してあります。私も同じ感想を持ちます。最後に、私の実感にかなり近い結果のニッセイ基礎研のリポートから詳細なGDPコンポーネントを含む2次QE予想のテーブルを引用すると以下の通りです。

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