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2014年4月 3日 (木)

インターネット接続はパソコンではなくスマホの時代に突入か?

先週3月26日に、テレビの視聴率などのメディア視聴行動分析サービスを提供するニールセンから、インターネット利用のスマートフォンへのシフト状況に関する極めて興味深い調査結果が公表されています。すなわち、オンラインショッピングや動画サイトの利用では、パソコンからスマートフォンにインターネット利用がシフトしつつあり、いくつかの特徴的なサイトではすでに逆転していたりします。図表を引用しつつ、簡単に紹介したいと思います。

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まず、上の画像は今年2014年2月時点で各スクリーンからのインターネット利用者数を明らかにしています。全体の利用者数は、パソコンからが5,237万人、スマートフォンからが3,874万人となり、スマートフォンのインターネットサービス利用者数はパソコンのインターネットサービス利用者数に対して74%の規模に達しています。特に、年代別で見て、40歳でクッキリと分かれて、若い世代はスマートフォンから、中高年はパソコンから、それぞれインターネットにアクセスしているのが見て取れます。カテゴリごとにみると、半数を超える8カテゴリで、スマートフォンからの利用者数がパソコンの利用者数を上回っており、また、各スクリーンからの利用者数が平均で100万人を超える人気サイトでは、全403サイトのうち60%以上のサイトでスマートフォンからの利用者数がパソコンからの利用者数を超えていました。

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上のグラフは「オンラインモール」および「ビデオと映画」カテゴリ利用者数トレンドのグラフなんですが、見れば明らかな通り、カテゴリの中でも「オンラインモール」のショッピングサイトと「ビデオと映画」の動画サイトは、2月になってパソコンからの利用者数とスマートフォンからの利用者数がほぼ同数になっています。楽天市場は昨年2013年の12月時点ですでにスマートフォンからの利用者がパソコンを上回っていましたが、その他のAmazonやYouTube、また、ニコニコ動画を運営するニワンゴでは、今年2014年2月がスマートフォンからの利用者数がパソコンを上回る転換点となっていました。上のグラフの通りです。

当然ながら、スマートフォンと同様に、パソコンがWindows 95のあたりから普及したのはインターネット接続がひとつのきっかけとなっています。しかし、部分的ながら、インターネット接続の主役はスマートフォンに交代し始めています。逆から見て、パソコンは画像や動画の編集、文書や表計算などのオフィス用途、などなどのスマートフォンと比べて優位な場面に特化するのかもしれません。

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