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2014年8月 6日 (水)

景気動向指数のCI先行指数が上昇し家計に支えられた先行き景気の回復を示唆!

本日、内閣府から6月の景気動向指数が公表されています。統計のヘッドラインとなるCI一致指数は前月から▲1.8ポイント下降して109.4を、CI先行指数は+0.7ポイント上昇して105.5を、それぞれ記録しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

6月の景気一致指数、1.8ポイント低下 基調判断は据え置き
内閣府が6日発表した6月の景気動向指数(CI、2010年=100)速報値は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.8ポイント低下の109.4と2カ月ぶりのマイナスとなった。中小製造業の出荷や鉱工業生産財の出荷を示す指数の悪化が響いた。
内閣府は一致指数の動きから機械的に求める景気の基調判断を、前月までの「足踏みを示している」に据え置いた。
数カ月後の先行きを示す先行指数は0.7ポイント上昇の105.5と、5カ月ぶりのプラスに転じた。景気に数カ月遅れる遅行指数は0.9ポイント低下の116.9だった。
指数を構成する経済指標のうち、3カ月前と比べて改善した指標が占める割合を示すDI(最高は100)は一致指数が10.0、先行指数が33.3だった。

いつもながら、簡潔によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、下のグラフは景気動向指数です。上のパネルはCI一致指数と先行指数を、下のパネルはDI一致指数をそれぞれプロットしています。影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

以前も書いたことですが、上のグラフの上のパネルのCI一致指数と先行指数を見る限り、まるで景気後退期に入ったかのような下降線の動きを示していることが読み取れます。CI先行指数がようやく6月に上昇しただけで、CI一致指数・先行指数とも今年1月をピークに低下してきているわけです。7月30日に鉱工業生産指数を取り上げたエントリーでは、製造工業生産予測調査に基づく「V字回復説」、やや1997年当時を上回った駆込み需要に起因すると見る「消費税ショック説」に加えて、海外景気の回復の遅れを反映した「そもそも需要が弱い説」の3説を紹介しましたが、今日発表の景気動向指数ではCI先行指数が上向きになったのが先行き経済の回復・拡大を示唆していると受け止めています。CI一致指数でマイナス寄与を詳しく見ると、中小企業出荷指数(製造業)、鉱工業生産財出荷指数、生産指数(鉱工業)といった生産や出荷などの企業活動がCI一致指数を押し下げた一方で、CI先行指数のプラス寄与を詳しく見ると、消費者態度指数、東証株価指数、新設住宅着工床面積といった家計部門にも支えられたCI先行指数の上昇だったと言えます。この家計部門が景気拡大的に、企業部門がデフレ的に、それぞれ振る舞うのはここ1-2年の日本経済の特徴のひとつと私は考えています。

CI先行指数が6月に上昇したとはいえ、CI一致指数もDI一致指数もともに低下を続けており、引用した記事にもある通り、統計作成官庁である内閣府では基調判断を「足踏み」に据え置いています。

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