すみれいこ「ブルーバード」を聞く
すみれいこ「ブルーバード」を聞きました。なお、蛇足ながら、「すみれいこ」というのは、『みこすり半劇場』などで活躍した漫画家ではなく、ピアノの栗林すみれとヴィブラフォンの山本玲子の「すみれ+れいこ」の掛詞というか、合せ名というか、要するに、ピアノとヴィブラフォンのデュエットによるジャズのインストゥルメンタル・ユニットの名称です。そのデビュー・アルバムが上のジャケットの「ブルーバード」であり、口の悪い私の友人によれば、ひょっとしたら、最後のアルバムになるのかもしれないということで、私も聞いてみました。何と、自主制作アルバムだったりします。収録曲は以下の通りです。3曲めと6曲めが山本玲子の作曲である以外は栗林すみれの作曲で、要するに、すべての曲が2人のオリジナル曲です。
- GRAND LINE
- ドラマ
- Short Storiesよりno.1 church
- Backstetch Blues
- Song at Midnight
- That Blue Bird
- 南古谷
- Backstetch Blues (Alternate Take)
デュエットの2人は大泉学園inFで出会い、2011年から定期的に活動を始めたそうです。このアルバムにはブルーズも入っていますし、私は1曲めを評価するんですが、このユニットの目指すところは、もっとリリカルに歌い上げる曲なんだろうなという気がします。ピアノとヴィブラフォンのデュエットというのは、チック・コリアとゲイリー・バートンによる「クリスタル・サイレンス」をはじめとして、このブログの昨年2013年12月1日付けのエントリーでも紹介した小曽根真とゲイリー・バートンの「タイム・スレッド」など、私も何枚かアルバムを聞いたことがあります。でも、ピアノのデュエットとしてはギターとのユニットでビル・エバンスとジム・ホールによる「アンダー・カレント」にはかなわない気がします。
どうでもいいことながら、昨日の段階で goo と Yahoo! で「すみれいこ、ブルーバード」でブログ検索をかけてみましたが、ヒットしませんでした。ブログで取り上げるのは世界初、本邦初なのかもしれません。出来のいいアルバムでしたから、可能性はかなり低いとは考えているんですが、ホントに最初で最後のアルバムになるかもしれません。聞いておくならお早めに?
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