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2014年11月 2日 (日)

映画「まほろ駅前狂騒曲」を見に行く!

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昨日の夕方なんですが、雨だったこともあり、三浦しをん原作の映画「まほろ駅前狂騒曲」を見に行きました。どうでもいいことながら、我が家の近くのシネコンではこの3連休は3日連続で「1,100円デー」をやっていたりしました。ということで、原作は映画と同じタイトルで「まほろ駅前」シリーズの第3作であり、直木賞受賞のシリーズ第1作『まほろ駅前多田便利軒』との間にはスピンアウト短篇集『まほろ駅前番外地』があります。映画化にあたっては、スピンアウト短篇集『まほろ駅前番外地』はテレビのドラマになったこともあってパスし、結局、三浦しをん作品の原作第3作が取り上げられたようです。妥当な判断だという気がします。映画の前作と同じ大森立嗣監督作品で、主演の多田と行天には、当然ながら、前作と同じ瑛太と松田龍平がキャスティングされています。いうまでもありませんが、三浦しをんファンの私は原作の『まほろ駅前多田便利軒』と『まほろ駅前番外地』と『まほろ駅前狂騒曲』をすべて読んでおり、映画の前作「まほろ駅前狂騒曲」も見ています。とはいいつつ、私も映画の「舟を編む」を見逃したりしているんですが、これも松田龍平の主演だったと記憶しています。三浦しをん作品の映画化に際してやや変人の役には相性がいいのかもしれません。

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ストーリーは上の通りです。この画像は、映画の公式サイトから引用しています。行天の娘を預かるところから始まって、怪しげな宗教団体崩れの自然食グループにまほろの裏組織が絡んで、さらに、バス運行の間引き疑惑で何度か多田便利軒にチェックの仕事を依頼している老人がバスジャックを実行したりと、次々に騒動が持ち上がります。私もかなり前に読んだ作品なので記憶が不確かな部分もありますが、ほぼ原作に忠実な映画化であると受け止めています。でも、原作では子供を預かるのは夏休みだったように記憶していなくもないんですが、私の記憶は極めて不確かです。まあ、この季節の封切りですから世間ではそれほど評価が高くなく、「蜩ノ記」よりも席は埋まっていませんでした。むしろ、「小野寺の弟・小野寺の姉」の方が評判がいいのかもしれません。しかしながら、何といっても、私のような三浦しをんファンであれば見ておくべき映画だという気がしないでもありません。
下は予告編の動画です。

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