日経BPコンサルティング「食の安全・安心企業ブランド調査2014-2015」の概要やいかに?
今日もやや旧聞に属する話題なんですが、昨年2014年12月26日に日経BPコンサルティングから「食の安全・安心企業ブランド調査2014-2015」と題する調査報告書が発行・発売されています。標準版で500,000円+税ですから、明らかに事業者向けであり、私にはとても手がでないんですが、それなりに興味がありますので、日経BPコンサルティングのニュースリリースのサイトからいくつが図表を引用しつつ、簡単に紹介したいと思います。
まず、上の表は日経BPコンサルティングのニュースリリースのサイトから 表1. 食の安全・安心企業ブランド総合スコアTOP20 を引用しています。昨年に続いて、食の安全・安心に関するブランドとしてサントリーがトップなんですが、キューピーが昨年よりも肉薄しています。なお、この調査は、インターネットによるいわゆるオピニオン・ポールなんですが、総務省の「人口推計」によりウェイトバックして母集団を復元していますので、インターネット利用者に偏ったバイアスとサンプルが少ないことによる誤差はかなりあるんでしょうが、それなりに統計的な処理はキチンとされているような印象を受けました。ということで、昨年、キューピーが食の安全安心の企業として名を挙げる機会があったのかどうか、私には不明ですが、結果としては、トップのサントリーに迫っています。また、日清製粉や生協がかなり順位を上げています。
次に、日経BPコンサルティングのニュースリリースのサイトから 表3. 食の問題に対する不安度 のグラフを引用すると上の通りです。上位3項目は食品偽装、食中毒、農薬となっています。少し前に真山仁『黙示』とか、篠田節子『ブラックボックス』なんて小説を私も読みましたし、『沈黙の春』的な農薬や異物混入に関する消費者の意識は確実に高まっているような気がします。
| 固定リンク
コメント