関東と関西における食べ物の呼び方の違いを考える!
1月9日付けのJタウン研究所のサイトに「『おしるこ』はこしあん? 粒あん? アンケートの結果が東日本・西日本で全く違っていた!」と題する都道府県別のアンケート調査結果が発表されていました。地方により食べ物の中身や呼称がまったく異なるとの結果で、「おしるこ」については上の地図の通りです。
関西圏の中でも京都はおしるこがこしあんである比率が高い方なんですが、私は「おしるこ」はこしあん、「ぜんざい」が粒あんと区別していました。また、食べ物については関西と関東の呼称の違いが特に大きい印象を持っており、鶏肉は京都で「かしわ」、ゆで卵は「にぬき」、トウモロコシは「なんば」、たくあんは「(お)こうこ」と呼ばれます。他にもあるかもしれません。食べ物ではありませんが、その昔に使っていたであろう七輪は「かんてき」と言います。なお、鶏肉の「かしわ」は、おそらく「柏」であり、京都以外でも、馬肉を「さくら」、鹿肉を「もみじ」、猪肉を「ぼたん」と呼ぶ一連の動物の肉を植物で呼ぶ名称の中に位置づけられているような気がします。もっとも、四つ足動物の肉でもっとも消費量が多いであろう牛肉と豚肉はこういった植物由来の名称は聞いたことがありません。
まあ、何となく、京都出身でありながら東京に長らく住む者として、時折、こういったことは頭を去来します。
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