映画「風に立つライオン」を見に行く!
映画「風に立つライオン」を近くのシネコンに見に行きました。アフリカの病院で活躍した長崎大学出身の医師の物語です。私の専門分野である開発経済学と、経済学部でしかもわずか2年とはいえ奉職した長崎大学というご縁もあって、前々から見たいと考えていた映画でしたが、やっぱりよかったです。歌も、原作となった小説もさだまさしです。ほぼ原作に忠実な気がしますが、マサイランドでの踊りは、原作を読んでいる私の記憶にありませんでした。ホントに原作にないのか、私が忘れているだけかは不明です。
私のように、途上国経済の発展が常に念頭にあるようなエコノミストだけでなく、恵まれた先進国に暮らす多くの人に見てもらいたい映画です。いかにすれば途上国の人々の生活をさらに改善することが出来るか、先進国日本の国民としてぜひとも考えて欲しい論点です。ただ、どうでもいいことながら、開発経済学を専門分野のひとつとするエコノミストである私の自負もあります。すなわち、高野和明『ジェノサイド』の主人公の父親の言葉で、やや数字についてはうろ覚えながら、医者は目の前の患者の命を助けらるものの、人生かけてもせいぜい1万人の命を救えるだけだが、薬の開発に成功すれば100万人の命が救える、というのがあり、私はさらに間接性が高くなるというか、直接性が低くなるきらいはあっても、開発経済学であれば1億人、10億人の生活を改善できる可能性があります。
下の動画は東宝がYouTubeにアップしている予告編です。
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