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2015年4月10日 (金)

ゴールデンウィークの旅行動向やいかに?

やや旧聞に属する話題ですが、先週木曜日4月2日にJTBから「2015年ゴールデンウィーク (4/25-5/5) の旅行動向」に関するリポートが公表されています。今年のゴールデンウィークでは、旅行が集中するのは5月に入ってからの後半の5連休であり、海外旅行人数は昨年比で減少するものの、国内旅行人数と総旅行人数は前年比で増加を示し、過去最高を記録すると予想しています。まず、下のグラフは2000年以降のゴールデンウィークの旅行者総数と総消費額の推移をプロットしています。

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現状はそこそこの景況感で旅行需要も堅調であり、特に、国内旅行は前年比+3.0%増の2,335.9万人が見込まれています。ただし、海外旅行は円安とテロによる治安情勢の悪化などを受けて微減し、前年比▲0.4%減の50.2万人と予想されています。消費額については、国内旅行平均費用は35,800円と前年比+4.1%増、海外旅行平均費用は263,000円と前年比+5.4%増とともに増加すると推計されています。総じて国民の懐具合が暖かいのかもしれません。また、国内旅行に限ってのお話なんですが、「ガソリン代が下がったので自動車で旅行」との声も少なくないようです。また、海外旅行については、今年のゴールデンウィークは非並びがそれほどでもないことから、短い期間で旅行が可能である台湾、タイ、ベトナムなどが人気を博している一方で、定番のハワイの人気も底堅いと分析しています。なお、同種の「2015年 ゴールデンウィーク (4月24日-5月6日) 旅行動向」では海外ではワイキキが、国内では沖縄が、それぞれ、昨年に続いてトップとなっており、確かに、「近場のアジア、ビーチリゾートの復調」が印象付けられています。

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