『電子書籍ビジネス調査報告書2015』に見る電子書籍の普及やいかに?
やや旧聞に属する話題かもしれませんが、先週7月29日にインプレス総合研究所から電子書籍市場を多角的に分析した『電子書籍ビジネス調査報告書2015』の発売が発表されています。すでに店頭に並んでいるのかもしれません。なかなか興味ある内容なんですが、公務員である私は電子書籍ビジネスを展開することは出来ませんので、このリポートを買う予定はないものの、プレスリリースのサイトから電子書籍の利用に関するグラフをいくつか引用しておきたいと思います。
まず、パソコン利用による電子書籍の利用の推移のグラフが上の通りです。有料と無料に分かれているのがご愛嬌かもしれません。ということで、見れば分かるんですが、有料の電子書籍利用率は13.5%であり、昨年から+3.1ポイント増加しまし、また、無料の電子書籍利用者は15.8%で、合わせて電子書籍の経験者は29.3%となっています。グラフを見ても、大雑把な傾向として、徐々に電子書籍利用が増加しているのが読み取れます。しかも、ここ3年で有料の利用がかなり増加している印象です。
また、上のグラフの通り、スマートフォン上での調査を今年度初めて実施したようです。有料利用率が15.5%、無料のみの利用率が24.0%となっています。スマートフォンでのユーザーの方が無料の電子書籍のみの利用者の比率が高いことが特徴かもしれません。なお、タブレットや専用端末利用がどうなっているのかは、私には分かりません。詳細はリポートを買い求めるしかないような気がします。悪しからず。
また、グラフは引用しませんが、電子書籍ストアの使い分け方では、「価格が安い方で購入する」、「キャンペーンを実施している方で購入する」、「価格とポイントの両方を見てお得な方で購入する」などが上位に並んでいます。
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