富士経済による再生可能エネルギーの国内市場規模に関する調査結果やいかに?
やや旧聞に属する話題かもしれませんが、富士経済から再生可能エネルギー発電システム、関連機器・サービスの国内市場の調査結果が7月31日に公表されています。2020年度予測については2014年度比で見て、再生可能エネルギー関連サービスが4,199億円(3.1倍)とリースやメンテナンスの伸びがけん引し、また、注目市場としては太陽光発電遠隔監視サービスが266億円(4.8倍)と高圧分野での導入標準化が進み拡大する、などの結果が示されています。
まず、上のグラフは再生可能エネルギー発電システムの国内市場規模の推移を示しています。2014年度の市場規模は、太陽光、バイオマス、風力、水力、地熱発電システムの5分野で3兆6,487億円だったんですが、グラフに見る通り、今年度2015年度以降は大型案件の一巡と、投資を目的とした10-500kW程度の低圧やミドルソーラー案件の減少により、縮小すると見られ、2020年度の市場は1兆9,665億円と予測されています。
次に、再生可能エネルギー関連サービスの国内市場規模の推移は上のグラフの通りです。2014年度の市場規模は、太陽光、バイオマス、風力、水力発電関連サービスの4分野で1,339億円だったんですが、2020年度には各関連サービスが伸びることから4,199億円が予測されています。2020年度までの期間において、ハードが減少に向かうのに対して、サービスのソフトは増加を続けるとの予想になっています。
誠に申し訳ないながら、私はこの調査会社は知りませんし、調査結果にどれだけ信頼を置くかは不明で、いささか無責任かもしれませんすが、今日は諸般の事情により、図表をお示しして簡単に紹介するにとどめたいと思います。
| 固定リンク
コメント