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2015年10月16日 (金)

「2015年 スポーツマーケティング基礎調査」やいかに?

やや旧聞に属する話題かもしれませんが、先週10月9日にマクロミルと三菱UFJリサーチ&コンサルティングの共同調査による「2015年 スポーツマーケティング基礎調査」の速報版が公表されています。まず、リポートから【調査結果概要】を何と9点も引用すると以下の通りです。

【調査結果概要】
  • スポーツ参加市場規模は約2.5兆円に縮小。「観戦」「施設利用・会費」市場の減少による。
  • スタジアム観戦の支出額: 年間32,408円で、昨年より13.4%減。
  • スポーツ関連メディア市場は2,475億円で、昨年より6.6%減。
  • 最も好きなスポーツは野球。テニス、バレーボールの人気が上昇。
  • スポーツブランドでは、アディダス、ナイキ、プーマなどの海外ブランドが人気。
  • 好きなスポーツ選手は12年連続でイチロー選手が1位。テニスの錦織選手が2位に。
  • プロ野球ファン人口は2,998万人に減少。サッカー日本代表のファンは3,222万人で減少傾向続く。
  • プロ野球でファン人口を伸ばしている球団では女性ファンが増加。
  • 自分でやるのは、「健康・体力作りによい」、「年齢に関わらない」、「身近な場所でできる」、「一人でできる」といったスポーツが人気。

この【調査結果概要】だけで終わってもいいんですが、スポーツの秋にこのブログでも毎年フォローしている調査ですので、今年もリポートからいくつか図表を引用しつつ、私の興味に従って簡単に紹介しておきたいと思います。ただし、今年の調査期間は9月10-11日でしたので、ラグビーのワールドカップのある種熱狂的な興奮はまだ反映されていないようです。

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まず、エコノミストとしての注目点で、リポート p.5 から 図表3. スポーツ参加市場規模 を引用しています。最初に引用した【調査結果概要】の初めから3点目までにある通り、人口動態とどこまで関係しているか定かではないものの、スポーツ関連市場はややジリ貧だという気がします。オリンピックやサッカーのワールドカップなどのメジャーな世界大会が開催されなかったり、テニスの錦織選手が昨年ほど活躍していない影響もなくはないんでしょうが、実際にスポーツに参加する市場も、スタジアム観戦も、メディアもそれぞれに去年から縮小しています。また、もっとも好きなスポーツとしては昨年に続いて野球が上げられており、2位にサッカー、3位にテニス、4位にウォーキング、5位にバレーボールが入っており、スポーツブランドのトップ5はアディダス、ナイキ、アシックス、プーマ、ミズノの順となっています。どうでもいいことながら、私もアディダスは特にシューズが好きなんですが、全般的にはミズノやデサントといった国産ブランドを愛用しています。ただ、水泳については、英国ブランドであるスピードのスイムウェアやゴーグルなども人気ではなかろうかと受け止めています。

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次に、プロ野球ファンとしての注目点で、リポート p.9 から 図表9. 日本のプロ野球、サッカー日本代表、なでしこジャパン、Jリーグチームのファン人口の推移 を引用しています。いずれもここ数年は右肩下がりの傾向を示していたりします。そして、このグラフの直後に、図表10. 球団別プロ野球ファン人口推計 のテーブルがあり、私がこの調査を重視しているのは、このプロ野球ファンの推計が正確だからといえますが、我が阪神タイガースが648万人でトップ、続いて、読売ジャイアンツが僅差の634万人、大きく引き離された3番目が福岡ソフトバンクホークスの313万人、4番目に「カープ女子」も注目された広島東洋カープ262万人、そして、北海道日本ハムファイターズが230万人の5球団でもってトップ5となっています。

来年こそ日本でもっとも多いファンの熱い期待を背負って、
がんばれタイガース!

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