週末ジャズは寺井尚子のヴァイオリンを聞く!
今週末のジャズは寺井尚子のヴァイオリンを聞きました。上の画像の「Very Cool」は昨年のリリースですが、下の「Hot Jazz」は今年のCDです。いつもかなり出遅れて最新ジャズを聞いている私にしては、割合とCDのリリースから早めに聞いた方かもしれません。まず、曲の構成は以下の通りです。
- Very Cool
- Manhã de Carnaval
- Quizás, Quizás, Quizás
- Cantaloupe Island
- Estrellita
- Dancing in the Wind
- Little B's Poem
- Tempus Fugit
- Everything Happens to Me
- Cool Vibrations
- Begin the Beguine
- Estrellita (CM Version)
- Hot Jazz
- Tango pour Claude
- Slow Dance of Love
- Fragile
- Blue Bossa
- A Story of Wind
- In the Velvet
- Spain
- Happy Bird
- November
- Ariake Dawn
- Libertango
- Shenandoah
一時、イージーリスニングみたいだったので効かなくなっていたんですが、寺井尚子のヴァイオリンはテクニックや力強さやセンスなど、どの点から見ても世界で通用するレベルにあり、いっぱいいる日本人の女性ジャズ・ピアニストとは違います。ただし、ヴァイオリンというジャズの世界ではかなり特殊な楽器であるという点も寄与している可能性はあります。この2枚のアルバムは、少し前までの耳あたりがよくて眠気を誘うようなイージーリスニング調の曲目構成ではなく、曲だけからいえばジャズそのものです。ただし、「ホット」と「ラテン」を少し取り違えている心配はあります。ジャズのアルバムとしては世界レベルからすれば平均的な可もなく不可もない出来上がりなんですが、日本のジャズとしてはかなりイイセンいっていると思います。愛国心豊かなジャズファンであれば聞いておくべきアルバムといえましょう。
下の動画は「Hot Jazz」に収録されている Novemver のサワリです。2015年3月23日に銀座SWINGにて撮影されたようです。
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