週末ジャズは栗林すみれ TOYS を聞く!
週末ジャズは、栗林すみれの TOYS を聞きました。一昨年2014年7月にリリースされたデビュー・アルバムだそうです。しかも、栗林すみれは、新レーベルSOMETHIN' COOLの新録アーティスト第1号だそうです。とても未知の領域のような気もしますが、大西順子や松永貴志などを見出して来た行方均氏がプロデュースに参加しているのですから、それなりの意気込みは感じられますし、栗林すみれの個人レーベルではないんだろうと思います。栗林のピアノを加藤真一のベースと清水勇博のドラムスがサポートしています。まず、収録曲は以下の通りです。
- Forest and an Elf
- I Still Haven't Found What I'm Looking For
- Grand Line
- Letter to Evan
- That Blue Bird
- Flying Toys
- W.M.P.
- Somethin' Warm
- Minor Meeting
2曲目がU2をカバーしていて、4曲目はビル・エバンス、最後の9曲目がソニー・クラークで、残りは基本的に栗林すみれのオリジナルと考えてよさそうです。というのは、私は彼女のアルバムで、山本玲子との共演になる「すみれいこ」を聞いたことがあるんですが、5曲目はその山本玲子の作曲です。最後の9曲目はソニー・クラークもトリオでアルバムに収録していて、とても名曲だと思うんですが、比較するのは野暮というものです。昨年2015年10月11日付けのエントリーで、バイオリンの寺田尚子のアルバムを2枚取り上げたこともあり、ついついジャズですから、ブラックでホットなピアノと、ホワイトでクールなピアノを対比させたくなるんですが、もちろん、そのどちらでもありません。とてもキチンとピアノを弾いていて、注目すべきピアニストではありますが、現時点では、昨年2015年12月13日付けで取り上げた寺村容子ほどの力量はないような気もします。先が楽しみという言い方も出来るかもしれません。
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