週末ジャズは片倉真由子 The Echoes of Three を聞く!
今週の音楽鑑賞のブログで取り上げるアルバムは、片倉真由子 The Echoes of Three です。片倉真由子のサード・アルバムであり、彼女のピアノを中心とするトリオの演奏で、ベースは中村恭士、ドラムはカーマン・イントーレのサポートですが、ジュリアード音楽院時代の同窓生だそうです。まず、アルバムの曲の構成は以下の通りです。4曲目が「同窓生のトリオ」というカンジを出しているのかもしれません。
- Echo
- Into Somewhere
- A Dancer's Melancholy
- At the Studio (Reunion)
- Directions
- Serene
- Pinocchio
- You Know I Care
- A Barfly's Hope
アルバムに収録された上の9曲は基本的に片倉真由子のオリジナルが多くを占め6曲に上るんですが、6曲目の Serene はエリック・ドルフィーですし、7曲目のウェイン・ショーターによる Pinocchio と8曲目のデューク・ピアソンによる You Know I Care はかなり有名な曲ですから、私は別のアルバムでも聞いたことがあります。曲の構成はとてもよくて、演奏はかなり息の合ったところを見せています。特に、このピアニストは時として女性とは思えないほど攻撃的な弾き方をするんですが、このアルバムではそのいい面が出ているように思います。私はセカンド・アルバムの Faith をウォークマンに入れて聞いており、このアルバムもウォークマンに入れるつもりをしています。どうでもいいことながら、日本人の女性ピアニストとしては、実力的に文句なしの上原ひろみを別にすれば、私自身は最近の山中千尋や木住野佳子などよりも片倉真由子の方を評価していたりします。というのは、昨年2015年10月18日付けの音楽鑑賞のブログで取り上げた木住野佳子の Anthology はウォークマンに入れていませんし、実は、一昨年2014年11月16日付けで取り上げた山中千尋の Somethin' Blue を削除して、このアルバムを入れようとしているからです。どうでもいいことながら、寺村容子との比較はビミョーです。秋吉敏子は上原ひろみとは別の意味で別格です。
なお、上原ひろみの新しいアルバム Spark がリリースされます。ひょっとしたら、もう出ているのかもしれません。早く聞いて、このブログでも取り上げたいと思います。
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