週末ジャズはマル・ウォルドロン Left Alone を聞く!
週末ジャズはマル・ウォルドロンの Left Alone です。このアルバムも、モダン・ジャズの名盤ベスト10はともかく、ベスト100くらいであれば、余裕で入る1枚ではないかと私は考えています。ただ、日米で評価が異なり、ジャズの本国である米国では日本ほど評価されていないとも聞き及んでいます。それから、いいジャズを収録したアルバムは、ジャケットのデザインもすぐれているといわれているんですが、上の画像の通り、このアルバムについては、私はさほどのセンスは感じません。でも、ビリー・ホリデイの背後霊を背負ったマル・ウォルドロン、というか、ジャケットにある通り、her former pianist and his trio がビリー・ホリデイのムードでピアノを弾いているわけです。曲の構成は以下の通りですが、最後にインタビューが4分ほど入っています。
- Left Alone
- Catwalk
- You Don't Know What Love Is
- Minor Pulsation
- Airegin
マル・ウォルドロンのピアノをジュリアン・ユーエルのベースとアル・ドリアースのドラムスがサポートしています。1曲目のみジャッキー・マクリーンのアルトサックスが入っており、印象的なテーマを奏でています。3曲目と5曲目が有名なスタンダード曲である以外は、リーダーのマル・ウォルドロンの作曲となっていて、わずか5曲でインタビューを除けば40分足らずのアルバムですが、ハズレの曲はありません。むせび泣くようなマクリーンのアルトサックスの絶唱も大いに聞きごたえがあります。なお、先頭曲はビリー・ホリデイが歌ったわけで、ご本人が歌詞をつけています。歌詞は以下のサイトにあります。ご参考まで。
このアルバムも夜遅くに聞いたいところなんですが、タイガースの試合が始まってしまいましたので、取り急ぎ、書き上げてアップします。
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