東京商工リサーチ調査に見るチャイナリスク倒産・破綻やいかに?
昨日、3月8日に東京商工リサーチから「チャイナリスク」関連倒産の2月分調査結果が公表されています。倒産件数は10件で、前年同月比では+8件、前月比で+7件、それぞれ増加しています。2014年1月の集計開始以降、2月としては最多を記録したとのことです。東京商工リサーチのサイトからグラフを引用すると以下の通りです。
2月の倒産10件については、いわゆる新興国で起きている経済の減速や停滞の影響というよりは、中国国内の人件費高騰や為替変動による仕入費用の上昇などコスト高を要因としたものであると東京商工リサーチではリポートしています。また、負債総額は29億5,300万円で、前年同月比+25.6%増となりました。ただし、負債10億円以上の倒産はなく、また、29億600万円の負債となった(株)テラマチが集計された前月と比べて▲35.3%減と大幅に減少しています。最後に、倒産には集計されないものの、事業停止や破産準備中などの「実質破綻」は6件(前年同月はゼロ)発生し、倒産と実質破綻を合算したチャイナリスク関連破綻は16件となり、集計開始以来の最多を記録したとリポートでは指摘しています。
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