マクロミル「2017年 新成人に関する調査」の結果やいかに?
今日は成人の日の祝日です。我が家も上の倅が昨年12月に20歳を迎え、今日は成人の日の式典か何かに出席するんだろうと想像していますが、実はよく知らなかったりします。
ということで、毎年の定点調査でマクロミルの「2017年 新成人に関する調査」の結果が1月4日に明らかにされています。今年の新成人はどのような趣味・嗜好、考え方の特徴があるのでしょうか、ということで、マクロミル・ホノテのサイトからTOPICSを7点引用すると以下の通りです。
TPOICS
- 「日本の未来は明るい」33%、2014年をピークに減少。
- 東日本大震災後、顕著に低下し続ける政治経済への関心、6年連続で減少トレンド。
- スマホ所有率、「iPhone」が「Android」を大きく引き離し、その差は22%に。
- SNS利用率、1位「LINE」93%、2位「Twitter」78%で、いずれもこの5年で最高。「Instagram」が「Facebook」を追い抜き36%で3位に上昇
- ニュースや話題を得る手段、「テレビ」が90%で最も多く、信頼度もトップ。「個人投稿のSNS」は手段としては2位につけるも、利用者の信頼度はワースト2
- 2017年新成人の何でもYES or NO!
- 活躍を期待する新成人ランキング 1位は体操「白井健三」、2位はスキージャンプ「高梨沙羅」。トップ2はいずれもオリンピック選手がランクインし、3位を大きく引き離す
まあ、後ろの方の項目はどうでもいいような気がするんですが、恒例であるとともに、今年は我が家の上の倅も成人式を迎えるという意味で、めでたい思いもあり、マクロミル・ホノテのサイトからグラフを引用しつつ、少し熱心に見ておきたいと思います。
まず、上のグラフはマクロミル・ホノテのサイトから「日本の未来」についての問いに対する回答結果を引用しています。まあ、こんなもんですかね。2014年がなぜか特異な結果を示しているような気もしますし、もしもそうだとすれば、ここ3年ほどは平均的なのかもしれません。2014年は消費税率の引き上げ直前のいわゆる駆け込み需要で世間が勘違いしていたのかもしれませんし、新成人がそれに影響を受けていた可能性もあります。
次に、上のグラフはマクロミル・ホノテのサイトから政治、選挙、経済、外交への関心度についての問いに対する回答結果を引用しています。これも、まあ、こんなもんですかね。極めて大雑把ながら、震災のあった2011年をピークに政治、選挙、経済、外交への関心度は傾向的に低下しているように見受けられます。ただ、「関心がある」と「やや関心がある」の合計で見ると、政治や選挙については昨年の新成人からやや盛り返してきており、18歳選挙権の効果ではなかろうかと私は考えています。
次に、上のグラフはマクロミル・ホノテのサイトから情報を得るものと信頼度についての問いに対する回答結果を引用しています。やっぱり、常識的な結果であり、テレビが情報元としてもっとも頻度高く接しているようで、信頼性はテレビと新聞が高いという結果です。逆に、SNSやブログについては個人が投稿した情報は信頼性低く、ダイレクトメールと同等のように見なされています。「百聞は一見にしかず」といいますので、レアケースとしても「実際に見た」が選択肢に欲しかった気がします。
最後に、上のグラフはマクロミル・ホノテのサイトから2017年成人の何でも YES or NO! の回答結果を引用しています。やっぱり、常識的な結果であり、貯蓄を重視して堅実かつ一般常識を大切にしつつも、出世よりもプライベートを重視して競争は苦手な草食系が過半を占め、でもでもで、環境にはそれほど配慮なく、LGBT への理解もそれほど高くない、という結果です。ただし、これも米国大統領選挙と同じで「カッコよく」回答している可能性があるので、ブラッドリー効果はあるかもしれません。
最後の最後に、グラフの飲用は省略しましたが、パソコンは少数派ではないまでも、ジリジリと保有比率を下げていて、その分、というか、何というか、スマホが肉薄して来ています。SNS では LINE と Twitter が高い利用率を示しており、さらに増加の勢いもあるんですが、Facebook は凋落を示して Instagram にも抜かれていたりします。いろいろと勉強になりました。
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