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2017年5月 5日 (金)

米国雇用統計は6月公開市場委員会(FOMC)での利上げをサポートするか?

本日先ほど、米国労働省から4月の米国雇用統計が公表されています。非農業雇用者数の増加幅は3月の8万人足らずから、一気に回復して+211千人増となり、失業率もさらに前月から0.1%ポイント下がって4.4%を記録しています。いずれも季節調整済みの系列です。まず、Los Angeles Times のサイトから最初の8パラだけ記事を引用すると以下の通りです。

U.S. labor market rebounds as employers add 211,000 jobs; unemployment rate falls to 4.4%
Solid job growth returned last month as the labor market rebounded from what appears to have been a steep weather-related March slowdown, the Labor Department said Friday.
The U.S. economy added 211,000 net new jobs in April, up sharply from a downwardly revised 79,000 the previous month that was the weakest showing since last spring.
The report signals that the overall economy is poised for stronger growth after an anemic first quarter.
The unemployment rate dropped to 4.4% in April, its lowest level in nearly a decade.
Wages also improved. Average hourly earnings were up 7 cents to $26.19 after a downwardly revised 2-cent increase in March. For the year ended April 30, wages were up 2.5%.
Job growth last month was fueled by the service sector.
Leisure and hospitality employers added 55,000 net new jobs, up from 9,000 in March. Healthcare and social assistance payrolls swelled by 36,800 in April after a 16,400 increase the previous month.
And retailers reversed a recent trend of job losses, adding 6,300 net new positions after cutting payrolls by 27,400 in March.

この後、カリフォルニア州のローカルな雇用の話題などが続きますが、長くなりますので割愛しました。包括的によく取りまとめられている印象です。続いて、いつもの米国雇用統計のグラフは下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減の推移とそのうちの民間部門、下のパネルは失業率です。いずれも季節調整済みの系列であり、影をつけた部分は景気後退期です。全体の雇用者増減とそのうちの民間部門は、2010年のセンサスの際にかなり乖離したものの、その後は大きな差は生じていません。

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ゴールデンウィーク中ですので、簡単に済ませたいと思います。非農業部門雇用者数の前月差伸びについて、市場の事前コンセンサスは+185千人くらいといわれていたんですが、それを上回って211千人増でした。加えて、失業率がさらに下がって4.4%を記録しています。サブプライム・バブル崩壊直前の水準まで低下したことになります。次の米国連邦公開市場委員会(FOMC)は6月13-14日に開催予定ですが、もう一回米国雇用統計の公表がありますので、5月の雇用統計を見極めつつ利上げの判断がなされるものと多くのエコノミストは理解しています。直感的には、利上げの可能性の方がやや高いんではないかと私は受け止めています。

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ということで、時間当たり賃金の前年同月比上昇率は上のグラフの通りです。ならして見て、底ばい状態を脱して少し上向きに転じた印象ながら、もう一段の加速が見られません。ただ、一時の日本や欧州のように底割れしてデフレに陥ることはほぼなくなり、逆に、トランプ政権の経済政策次第では上昇率が加速する可能性もなしとしません。

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