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2017年7月 8日 (土)

6月の米国雇用統計は連邦準備制度理事会(FED)の金融正常化を支持するか?

日本時間の昨夜、米国労働省から6月の米国雇用統計が公表されています。非農業雇用者数の増加幅は市場の時zんコンセンサスであった+170千人増を大きく上回って+222千人増となった一方で、失業率は前月から+0.1%ポイント上がって4.3%を記録しています。いずれも季節調整済みの系列です。まず、New York Times のサイトから最初の6パラだけ記事を引用すると以下の通りです。

U.S. Job Growth Picks Up the Pace, but Wages Lag Behind
Automobile sales may be slowing, e-commerce is putting the squeeze on bricks-and-mortar stores, and overall economic growth is limp. But the labor market has nevertheless managed to charge ahead.
Employers added an impressive 222,000 jobs in June, the government reported on Friday. Although the jobless rate ticked up slightly to 4.4 percent, it was because some people who had dropped out of the labor force were lured back.
But the hunger for workers and mounting complaints of labor shortages have raised a vexing question: Why isn't the heightened demand for workers driving up pay?
The Federal Reserve pointed to that conundrum in the updated report on the American economy it sent to Congress on Friday. "Despite the broad-based strength in measures of employment," it said, "wage growth has been only modest, possibly held down by the weak pace of productivity growth in recent years."
The Fed's report reflected its overall confidence in the country's economic direction, which has led it to begin raising interest rates for businesses and consumers after years of holding them near zero to encourage investment and risk-taking. After increasing its benchmark rate last month, the Fed is expected to do so at least once more before the year's end.
One of its aims is to head off any inflation that might result from a tight job market that prompts employers to offer higher pay to get the workers they need. Yet prices have been rising at a slow pace, and sluggish wage growth suggests that the fear may be premature.

長くなりましたが、金融政策動向も含めて、包括的によく取りまとめられている印象です。続いて、いつもの米国雇用統計のグラフは下の通りです。上のパネルは非農業部門雇用者数の前月差増減の推移とそのうちの民間部門、下のパネルは失業率です。いずれも季節調整済みの系列であり、影をつけた部分は景気後退期です。全体の雇用者増減とそのうちの民間部門は、2010年のセンサスの際にかなり乖離したものの、その後は大きな差は生じていません。

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米国経済の好調さが裏付けられた雇用統計だったと評価できます。6月統計の非農業部門雇用者数が大きく伸びただけでなく、直近の4-5月分もそれぞれ33千人、14千人ずつ上方修正されていて、4-6月の3か月の平均で毎月+194千人の雇用増とほぼ+200千人近い水準を達成しています。失業率も6月統計では前月より僅かに上昇したものの、ほぼ完全雇用水準にあります。なお、米国連邦準備制度理事会(FED)では完全雇用の失業率を4%台半ばと見なしているといわれています。ですから、FEDの金融政策の方向性としては、年3回程度とされる利上げをサポートするのに加えて、利上げだけでなく、9月ころから資産圧縮が開始されるといわれており、これも特に延期する必要はなさそうです。こういったいわゆる金融の正常化は雇用統計からは支持されていると考えるべきです。

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ということで、時間当たり賃金の前年同月比上昇率は上のグラフの通りです。ならして見て、底ばい状態を脱して少し上向きに転じた印象ながら、もう一段の加速が見られません。バーナンキ前議長の下で、FEDは事実上のインフレ目標政策を取っており、物価上昇率の動向は気がかりなところです。明らかに、リーマン・ショック前の+3%台には戻りそうに見えません。ただ、一時の日本や欧州のように底割れしてデフレに陥ることはほぼなくなったと私は受け止めています。

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