マクロミルによる2018年新成人に関する定点調査結果やいかに?
今年の新成人やいかに。マクロミルによる2018年新成人に関する定点調査結果が昨年2018年12月28日に明らかにされています。まず、調査結果のTOPICSをマクロミルのサイトから7点引用すると以下の通りです。
TOPICS
- 将来の夢がある新成人は、過去最低の54%
- 「日本の未来は明るい」34%。2014年がピークで2015年からほぼ横ばい
- 将来就きたい職業、2位の「わからない」が28%で、1位の「会社員」31%に迫る
- スマホ所有率、「iPhone」が「Android」を大きく引き離し、その差は22%に
- SNS利用率、1位「LINE」96%、2位「Twitter」80%で、いずれもこの6年で最高。「Instagram」が躍進、51%で「Facebook」の2倍に
- 社会潮流に対する考え、"AI"は半数弱が不安を抱く、"グローバル化"は半数弱がグローバル人材になりたいが8割が「英語に不安」
- >活躍を期待する2018年新成人ランキング 1位フィギュア「宇野昌磨」、2位モデル・タレント「藤田ニコル」、3位プロ野球「オコエ瑠偉」
包括的ながら、とても長くてアンケートの要約としてはいかがなものかという気はします。私の方ではトピックとして3つほどに絞りたいと思います。ということで、下のグラフは日本の未来が明るいか、明るくないか、の時系列的な推移を示しています
ということで、上のグラフはマクロミルのサイトから、日本の未来は明るいか暗いか、に関して、最近10年間の時系列の推移を示しています。いわゆるリーマン・ショックの前後から「明るい」との回答は20%付近で低迷していた後、2014年の新成人は何があったのか、「明るい」が大きな比率を占めましたが、その後は今年に至るまで大雑把に⅓が「明るい」、⅔が「暗い」との回答になっているような気がします。グラフは引用しませんが、「将来の夢がある」かどうかについての問いがあり、これは2014年の新成人のような特異値もなく、傾向的に低下しているように私には見えます。まあ、いろいろあるんでしょう。
次に、上のグラフはマクロミルのサイトから、デジタル端末所有率のグラフを引用しています。ここ数年では、パソコンについてはノートもデスクトップも傾向的に低下してきており、今年の新成人については iPhone の所有率がほぼほぼノートパソコンに並びました。また、最初のTOPICSにあった通り、iPhone の所有率が61%まで増加した一方で、Android は36%に減少しており、その差は25%ポイントまで開いています。また、これもグラフは引用しませんが、SNSの利用に関しては、1位がLINEで96%、2位がTwitterで80%となり、いずれもこの6年で最高を記録しています。3位はInstagramが大きく伸びて51%を占め、、4位のFacebookの26%の約2倍となっています。まあ、そうなんでしょうね。
最後に、上のグラフはマクロミルのサイトから、AI(人工知能)化に対する考え/グローバル化に対する考えのグラフを引用しています。AI(人工知能)化の進展については、大雑把に、やや不安の方が強いのかもしれないと私は受け止めています。他方で、グローバル化については英語に不安があるという情けない回答がかなりの比率を占めています。ご本人たちの問題というよりも、日本の教育の問題なんでしょうが、グローバル化は否応なく進みそうな気もしますので、目を背けることなく対応する必要がありそうな気もします。
我が家では、上の倅が昨年の新成人で、下の倅は来年です。今年はそういう意味で、我が家については谷間の新成人のいない年なんですが、マクロミルの定点調査ですので、簡単に取り上げてみました。
| 固定リンク
« やや低下したものの高い水準を示す消費者態度指数と久し振りに実質賃金が増加した毎月勤労統計! | トップページ | 11月の景気動向指数はさらに上昇し景気拡大はいざなぎ景気を越えて60か月に到達! »
コメント