久し振りのエコノミスト誌のビッグマック指数やいかに?
最新号のエコノミスト誌で、久し振りに、購買力平価を算出するビッグマック指数が取り上げられています。上のグラフの通りです。見れば判ると思いますが、グラフの上方に置かれている国ほど米ドルに対して自国通貨が割高に評価されていることになります。青でポイントされているのが昨年7月時点の評価であり、赤が今年1月時点です。下の方に置かれている通貨の過小評価国は、トルコなどの一部の例外を除けば、軒並み右にポイントがシフトし、市場評価の為替レートがビッグマックで計測した購買力平価に近づいたことになります。すなわち、エコノミスト誌では、"Since last July, cheap currencies have narrowed the gap against the dollar" と表現しています。しかし、グラフの上の方に置かれている為替の過大評価国もご同様であり、これは、購買力平価から遠ざかっています。すなわち、全般的なドル安が進んだ、ということなのではないかと私は考えています。ご参考まで。
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