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2018年3月15日 (木)

総務省統計局による消費動向指数(CTI)とはどんな経済指標か?

やや旧聞に属する話題ですが、3月9日に総務省統計局からミクロとマクロの消費動向指数(CTI)の公表が開始されています。総務省統計局のホームページにアップされている世帯消費動向指数=CTIミクロと総消費動向指数=CTIマクロのそれぞれの推計方法に関するメモから概要を1項目ずつ引用すると以下の通りです。

CTIミクロの概要
世帯消費動向指数(CTIミクロ)は,我が国における世帯の消費支出の平均額の推移を示す指数であり,家計調査,家計消費状況調査及び家計消費単身モニター調査の結果を合成した支出金額により作成している。
CTIマクロの概要
総消費動向指数(CTIマクロ)は,我が国における世帯全体の消費支出総額(GDP統計の家計最終消費支出に相当)の推移を推測する指数であり,当月の消費支出総額について基準年(2015年)の消費支出総額の平均月額を100とする指数で表したものである。

ということで、世帯消費動向指数=CTIミクロについては、総務省統計局が従来から作成している家計調査と家計消費状況調査に加えて、昨年2017年厚から試験調査として実施されている家計消費単身モニター調査の3指標を単身世帯と2人以上世帯のそれぞれで、傾向スコアによる補正や世帯の属性情報に基づくロジスティック回帰モデルによる分布の補正などを行いつつ合成する、すなわち、何らかの加重平均ではないかと私は想像しています。これは決定論的な指標です。他方、総消費動向指数=CTIマクロについては、ストック=ワトソン型の景気動向指標と同じで確率論的なアプローチを取っており、名目値については世帯消費動向指数=CTIミクロと商業動態統計調査の小売業計とサービス産業動向調査のサービス産業計の3指標を説明変数に、また、実質値については世帯消費動向指数=CTIミクロと第三次産業活動指数の広義対個人サービスと鉱工業生産指数の消費財全計の3指標を説明変数に、それぞれ状態空間表現したモデルを組んでカルマン・フィルターで最尤法に基づいて説いているようです。まあ、これだけで理解できる人はかなりのレベルだという気もしますし、にわかに通常のビジネスパーソンが理解するのは難しそうな気もしますが、私もかみ砕いて表現できるだけの能力もありません。

photo

ということで、ともに月次で利用可能なデータなんですが、世帯消費動向指数=CTIミクロについては昨年2017年1月からのデータしか公表されておらず、15年余り前の2002年にさかのぼって利用可能な総消費動向指数=CTIマクロのグラフを書いてみました。上の通りです。私はサボってしまいましたが、知り合いのエコノミストの書いたグラフを拝見したところ、四半期データにしてGDPベースの消費と並べると、かなりフィットはいいようです。

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