映画「空海 KU-KAI」を見に行く!
前々から、今日の春分の日は寒い上に雨模様という天気予報でしたので室内競技を志向し、近くのシネコンに映画「空海 KU-KAI」を見に行きました。実は、昨日のうちに一番早い回の座席を予約しておいたのですが、何と、当日の今日になって寝坊してしまい、予告編が流れていて本編が始まる直前ギリギリに滑り込みました。日本から遣唐使として入唐した若き僧侶の空海と官僚であり詩人でもある白居易とともに、唐の都である長安を駆け回って、楊貴妃の死の謎を追います。空海は染谷将太が演じ、なかなかにピッタリでした。常に微笑みを絶やさないところは弘法大師の人柄によくマッチしている気がします。日本語のサブタイトルは「美しき王妃の謎」であり、それはそれでいいような気もするんですが、実は、映画を見ている限り、中国でのタイトルは「妖猫伝」らしく、人語をしゃべる黒猫が主人公のように振る舞います。ただし、この黒猫の動きがとても不自然でぎこちなく、やや映画としての完成度の高さに疑問を投げかけそうな気もします。原作を読んでいないので何とも言えませんが、ストーリーそのものは可もなく不可もなくで、ハッキリ言えば平凡な気もします。でも、流石に日中合作映画らしく映画としては豪華絢爛で、唐の最盛期の長安を舞台にした映像は見ただけでリッチな気分に浸れる人も少なくなさそうです。私は少なくともそうでした。
原作は夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』であり、私は読書家のつもりですので原作を読んでから映画を見るという順番が圧倒的なんですが、ひょっとしたら、この映画については映画を見た後に原作を読むかもしれません。3~4年前に、映画「オデッセイ」を見た後に、アンディ・ウィアーの原作『火星の人』を読んだ記憶がありますが、それ以来の映画先行かもしれません。
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