エン・ジャパンによる「適性テストの結果から見る 2018年度新入社員の特徴と育成ポイント」やいかに?
採用された新入社員が4月にいっせいに職場に入り、その特徴がいろんな場で取りざたされているところかと想像していますが、エン・ジャパンから3月27日に「適性テストの結果から見る 2018年度新入社員の特徴と育成ポイント」と題する調査結果が明らかにされています。もちろん、pdfの全文リポートもアップされています。私は一向に詳しくないんですが、3Eテストを2018年度の新卒採用で受検した学生から、500名を抽出して統計処理した結果のようです。なお、サブタイトルとして、極めて明確に調査結果をサマライズし、「慎重に空気を読み、出る杭になりたがらない。安定的なキャリアと私生活重視」となっていたりもします。まず、エン・ジャパンのサイトから、2015年と2018年のテスト結果の変化を簡単に取りまとめた結果を引用すると以下の通りです。
テスト結果の変化 (2015年と2018年)
性格特性
低下 - 「主体性」「外向性」
仕事へのスタンス
上昇 - 「安定指向」「私生活重視」
低下 - 「行動性」「競争性」「野心性」「仕事の負荷量に対するストレス耐性」「アントレプレナー」「チャレンジャー」
ということで、2018年度の新入社員に対する育成ポイントとして、以下の3点を上げています。
- コンディションを把握し、自主的な報連相を促す。
- 理不尽さを排除し、具体的な目標設定の提示を。
- 将来のキャリアプランと重ね、新たなミッションを任せる。
2018年度新入社員の3Eテスト受検結果について、2015年の結果と重ね合わせた詳細グラフをpdfの全文リポートから引用すると以下の通りです。
テスト結果からは、繰り返しになりますが、性格的には、出る杭になりたがらず、場の空気を慎重に読み、調和を保つことに長けている可能性が指摘されており、仕事に対しては、安定的なキャリア形成を第1に考え、将来を見据えたスキルアップ習得を重視しつつ、プライベートな時間を大切にし、仕事はほどほどに取り組む傾向がある可能性が示唆されています。さて、いかに応用すべきでしょうか?
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