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2018年6月30日 (土)

今週の読書は話題のダン・ブラウン『オリジン』を含めて計8冊!

いよいよ昨日で関東甲信が梅雨明けし、自転車で図書館を回るには暑いながらもお天気が安定した季節を迎えました。ということで、話題のダン・ブラウン『オリジン』上下を含めて、今週は以下の8冊とまたまた大量に読みました。数が多いので、少し簡単に取りまとめています。

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まず、トーマス・セドラチェク & オリヴァー・タンツァー『資本主義の精神分析』(東洋経済) です。NHK特集の「欲望の資本主義」でもそうだったんですが、この著者の要諦は借金をしてまで成長を追求する必要はない、ということなんではないかという気がします。あまりにも経済学の見方から外れすぎていて、これなら何を言っても可、という気もします。

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次に、内田樹[編]『人口減少社会の未来学』(文藝春秋) です。かなり大量の著者人を集めた論文集なんですが、左派的な拡大均衡を目指す志向もあれば、右派的な財政圧縮を求める声もあったりで、まとまりの悪さが目立っています。本としての一貫した視点や主張はほぼないに等しいんではないかと受け止めています。

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次に、岡部恭宜[編著]『青年海外協力隊は何をもたらしたか』(ミネルヴァ書房) です。逆に、本書については本としての主張は極めて明確で、青年海外協力隊(JOCV)は有益であり、事業仕分けにより予算削減の憂き目を見るのは困る、ということに尽きます。JOCVの受け入れサイドの意見がまったく取り入れられていないのも大きな特徴のひとつです。

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次に、ダン・ブラウン『オリジン』上下(角川書店) です。ご存じ宗教象徴学者ラングドン教授シリーズ最新作です。今回の舞台はスペインです。コンピュータ科学者が人類、というか地球生命の起源と行く末についてプレゼンしていたんですが、その場で暗殺され、そのプレゼンの続きの動画のパスワードをラングドン教授が謎解きをする、その謎解きに、従来通りのボンド・ガールならぬラングドン・ガールとともに、ウィンストンという名のAIが協力する、というストーリーです。謎解きも、地球生命の起源と行く末も、どちらも、やや物足りませんでしたが、AIの退場は鮮やかでした。一気に読ませるスリリングな作品です。

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次に、麻耶雄嵩『友達以上探偵未満』(角川書店) です。著者の出身地である三重県伊賀の里にある工場を舞台に、JK探偵が殺人事件を解決します。新本格派の著者らしく、論理的に犯人を追いつめます。なお、伊賀は忍者の里であると同時に、その忍者でもあったといわれている俳聖松尾芭蕉の出身地でもありますので、俳句が頻出します。なかなかの作品です。

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最後に、文芸第三出版部[編]『謎の館へようこそ 白』『謎の館へようこそ 黒』(講談社) です。新本格30周年を記念するアンソロジーです。収録作品を以下に列挙すると、『白』は東川篤哉「陽奇館(仮)の密室」、一肇「銀とクスノキ~青髭館殺人事件~」、古野まほろ「文化会館の殺人 - Dのディスパリシオン」、青崎有吾「噤ヶ森の硝子屋敷」、周木律「煙突館の実験的殺人」、澤村伊智「わたしのミステリーパレス」、そして、『黒』ははやみねかおる「思い出の館のショウシツ」、恩田陸「麦の海に浮かぶ檻」、高田崇史「QED ~ortus~ -鬼神の社-」、綾崎隼「時の館のエトワール」、白井智之「首無館の殺人」、井上真偽「囚人館の惨劇」、となっています。

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